変形Ｐ

山の丘の小さな小屋に住んでいる１５歳の少女「アテネ・ローグ」は物語の英雄に憧れる女の子。 だけど、剣の才能はからっきしのため、将来に悩みながら亡くなった両親の残した羊の世話をして…

生まれ育った魔法使いの里を出て、見知らぬ土地の人里離れた小屋で暮らしているエミリア・ロー。 争いや競争が大嫌いな１４歳の彼女は、ある風変わりな魔力を持っていた。 それは「万物を…

舞台は古代の王朝時代。国を治める大王が病に伏し、次期大王を決める争いが起こり、主人公、葛城玄理の友人、武内美夜部が命を落とす。物語はそこから始まる。 死んだ美夜部の霊魂が天に昇る…

※この作品は『陰法師　－捻くれ陰陽師の事件帖－』の後日談です。『陰法師』の結末に関するネタバレを多分に含みますので、先にそちらを読むことを推奨します。 『陰法師』→https:/…

ご来店有り難うございます。 店主の京野薫です。 当カフェバーでは、アイルランド料理やウイスキー、ジャスミンティーや様々な季節のスイーツと共に、様々な方々の日常を切り取った物語を…

とある会社で事務をしていた女性が語る、恐ろしい体験談。 事務職ではないですが、取り次ぐべき内線番号を間違えまくって慌てる夢を見て怖くなったので書きました。

霊感持ちの青年の元に悪友が訪れ、相談を持ちかけてくる。彼が語る内容とは…… ※作中に高齢者への侮蔑発言がありますが、あくまで語り部のクズさ加減を象徴する演出であり、高齢者を差別…

冴えない中年サラリーマンの私は、会社の近くにできた大手チェーンのハンバーガーショップに足を運ぶ。そこで、彼は運命の出会いを果たす。

双子の姉が祀られている裏山の祠に足繁く通う少年。やがて少年は禁忌を犯す…… 祠壊し文学企画に参加させていただきます。壊したんかじいさんも壊しちゃったのおじさんも壊しちゃったね幼…

第１王子のクライフ・ラウドは、王の跡継ぎとして父の、周囲の期待に応えるためみずからの全てを捧げてきた。 だが、自らよりも人望と才気溢れる弟のフォルスに集まる、周囲の期待と愛にい…

「リムと魔法が消えた世界」の登場人物たちの本編では書かれなかった、様々な物語を描いたスピンオフになります。 本編とは異なるもう１つの「リム……」の世界をお読み頂ければ幸いです。…

「赤の魔女」と呼ばれる「九国理沙（きゅうこくりさ）」は非合法組織に所属する２５歳の女性暗殺者。 数百人に上る相手を暗殺してきた彼女は、弟を其の手にかけた事から、自らに絶望して生…

目覚めた俺は見知らぬ世界にいた。 そして、頭の中にはなぜか俺の言葉に応えてくれる「ChatGPT」がいる。 人間関係ダメダメでAI推進派だった俺は、全部をChatGPTに任せ…

女子大学生コンパルと茶房カフカのマスターヤマシロたちを取り巻く、穏やかでちょっと変わった物語。 （1500字程度のあらすじを最後に追加します） ＊カフカとはチェコ語でニシコクマ…

ある日、俺が助けた男、その正体とは？

五階建ての白いマンション４０２号室に住んでいた僕のちょっと奇妙な体験集です。

「西明美海（さいみょう　みう）」は、日々非日常と玉の輿に憧れる、ちょっと妄想癖のある平凡なＯＬ。 通勤途中に目の覚めるようなイケメンに出会い、浮かれていると突然生命を狙われてしま…

自らを人形のように可愛がる母親に育てられた少女。 高校生となり、母に決められた通りに華道部に入部した彼女は、そこで人生を変える出会いを果たす――

第一回　さいかわ葉月賞　テーマは「夏」参加作品です。

『夏に石を掘る』の前日譚です。 誰が名づけたんですか、ミョウガの妖精なんて。そのセンス、地団駄踏むくらいうらやましいです。

私は「久慈　かなえ」 波風立てず、省エネで静かに生活したいと心から願う高校１年生。 そして、それは先週までは叶っていた…… 可愛い妹の「雫（しずく）」が事故にあって昏睡状態となる…

児童養護施設「愛誠院（あいせいいん）」で職員として働く「菅原楓（すがわらかえで）」は高校生の頃、父親が職場の部下への強制わいせつで逮捕されて以降、母方の性を名乗り、人目を避けるよ…

線路の石をしょっちゅう黒ずくめの集団が工事してるんです。いつも気になるのですが、怖くて目を合わせられず、急ぎ足で通過しています。

――七不思議を順番にめぐると、最後の不思議「大階段踊り場の鏡」に知らない自分の姿が映るんだって。 小学六年生の結菜(ユイナ)が通う三日月(みかづき)小学校では、そんな噂がささや…

オンボロアパートに二人で暮らす兄妹、小太郎と彩葉。 そんな二人の周りには今日も日常のミステリが舞い込んで来る。 果たして二人は小説などでお馴染みの「素人探偵」になれるのか？ …

本作は、イソヒヨドリシリーズの『ハシボソガラス』から「９．家を守るー２」を短編として抜粋したものです。短編としてお読みになれます。 ご興味を持たれましたら、『ハシボソガラス』を…

本作は、イソヒヨドリシリーズの『ハシボソガラス』から「蛇足（番外編）　山の端の月」を短編として抜粋したものです。短編としてお読みになれます。 ご興味を持たれましたら、『イソヒヨ…

犀川 ようさま主催の第一回さいかわ水無月賞 テーマは「雨」への応募作です。 https://kakuyomu.jp/user_events/1681809307838705593…

俺は元現代人である。名前は思い出せない。 常日頃から日本企業で社会人として働いてきた俺は、ひょんなことから死んだらしい。 なぜ死んだのかはわからないが、そんなことどうでもいい。 …

異世界から招かれて世界を救った男は元の世界に帰還した。決して開けてはならないと釘を刺された宝箱を手に。 KAC2024の第三回お題参加作品です。

妹は共感覚の持ち主だ。ある日、死刑囚が妹にはどう見えるのか聞いてみると、妹の答えは…… KAC2024第七回お題参加作品です。共感覚じゃないけど教科を色で分けがち。

「ねえ、他の子と話さないでって言ったよね？」 束縛が強い彼女に問い詰められた男の答えは。 KAC2024第五回お題参加作品です。

探偵と助手の、何気ない会話です

グラン公爵家令嬢シャルロッテは、幼いころに婚約した王太子と結ばれたが、全く身に覚えのない罪を着せられ処刑台に送られてしまう。 貴族の矜持を保って無実の罪とて潔く受け入れたシャル…

俺には三分以内にやらなければならないことがあった―― 英雄として表彰されるため皇帝と謁見する日に寝坊した少年ジュキエーレ。 しかも朝起きたらなぜかピンクのフリフリネグリジェにツ…

東京のどこかにある阿戸市。そこは〝広告の聖地〟と呼ばれている。 今日も私・京極真尋は日常に至る所で繰り広げられるCMに振り回される。 なにせ、誰もCMが繰り広げられていることをお…

家で気の向くままに見た映画やさかい、当たりもハズレもおまっせ。 ええと思ったのは褒めたるが、あかんのは滅多切りや。 あくまでわての見解やから堪忍やで。 映画紹介part３や。…

主人公の中臣紅は、16歳の少女。母を亡くし、母から受け継いだ謎の力。それを宿した紅は、自らを神と称し、己の正義に従い、悪を成敗する。 しかし、それを許さない者がいた。黒き悪魔と呼…

「僕が魔法を教える。君の魔術(電子機器)を教えてくれ。」 魔女の作る奇想天外なお弁当はいかがですか？ ランチ時まで溶けないアイスに、宙を飛翔する焼き魚・・・ 毎日のランチタイム…

ごく普通の、というわりにはどこか達観している高校生、藤堂彼方。 彼はこの世界が「日常に広告がねじ込まれる世界」だと気づいて以来、苦しみと疑問を感じ続けていた。 街を歩けば広告に巻…

ホラー×現代ファンタジー！ 探偵事務所「キュービック・ルーブ」には少し変わった依頼が舞い込む。それは心霊または呪術に関する依頼だった。事務所の代表であり代々続く巫女の家系の次女で…

短歌、俳句コンテストに一首参加してみて、なんか歌って面白いなって思いました。時々更新で上げるつもりでいます。 小説も書いてますんで、もしよかったら、そちらもよろしくお願いいたし…

大学生の「ぼく」は、初めての夏休みに、人に勧められてミステリを書き始めた。 タイトルは『レザークラフターの殺人』。 初めて書いたそのミステリの感想を求めたところ、アドバイスをもら…

　2017年春、新聞社の特派員としてモスクワに赴任した本田一馬（40）は、反体制政治家の集会でフリージャーナリストのセルゲイ（38）と知り合う。デモ隊の鎮圧騒ぎに巻き込まれた本田…

4000字以内、サクッと読めるなんちゃって上方落語、開演です。 日々の雑用を押し付けようと絡繰の女中を作った創介だったが、どうやらその絡繰には冗談が全く通じないらしい。 堅物…

ミステリーの魅力に取り憑かれた男は、「どんでん返し」の快感を求めてひたすらに小説を読み漁る。 しかし、初めの頃は新鮮な気持ちで楽しんでいた男も、慣れとともに次第にオチが読めるよう…

両親を殺した犯人を捕まえるために探偵を目指している少女、海瀬響。彼女は笑顔が苦手という短所を持っていた。ある日、彼女はひょんなことから、将棋ミステリー同好会に参加することになる。…

【全体のあらすじ】 四月。実家である喫茶店で手伝いをする「俺」は、客の一人・十夜（とおや）が近頃、巷を騒がせている通り魔事件の犯人ではないかと疑っていた。 その理由は、実際に十夜…

風向織斗がその少女・佐倉優季奈と出逢ったのは偶然だった。 普段とは違う、たまたまの行動が二人を結びつけたのかもしれない。 優季奈は病室のベッドの上で半身を起こし、静かに窓の外を…

九州の海辺の田舎町に住む美羽には、高校の同級生だった村居という飲み友達がいる。過疎の町には不釣り合いなほど大規模な飲み屋街、新町のはずれにあるカフェバー『ポポロ』。そこで美羽と村…