安倍晴明を題材にした小説『狐人と物狂いの帝』を書いていますが。ありがたいことに、そう! それが欲しかったんだよ! という史料に恵まれています。
「あ~、この時代この辺につごうよく『草薙の剣があったかもしれない』って史料ないかな~、『草薙剣盗難事件』に絡めて」って思ったら正にそのとおりの史料があったり。
「この有名な神社の祭神が『実は一般に知られているものとは違った』って史料ないかな~」って思ったら「祭神二種類ある説」「祭神不明説」とかでてきて、そうそれ! となったり。
で、それとはまた別に安倍晴明に関するちょっと面白い資料がありまして。
実は「安倍晴明の読み方は『あべのせいめい』ではない」という。
まず「当時の貴族の名前としては『せいめい』は不自然であり『はるあきら』だったのではないか」という資料がありました。
言われてみれば確かに「せいめい」って「漢字二文字の音読み」であって、これは「僧侶の戒名、法名」の形式なんですよね(空海とか最澄みたいな)。そう考えると、実在した貴族としてのイメージよりも、マジカルな人物というイメージが先行してそういう読みが後世に根付いちゃったのかもしれない。
……でも、その読み方も違うらしいんです。
ある作家の方が土御門家(安倍家の子孫)の方に聞いたところ、本当の読み方はどちらでもないそうです。
で、本当の読み方はというと。その資料にはしっかりと書かれていたのです……が!
ここでは秘密!
その作家の方も特に小説のネタには使ってないようなので、私の方で使わせていただこうっと。
というわけで『狐人と物狂いの帝』完結までのどこかでネタに使います。本当の読み方が知りたい人は最終回まで読むことだな!