次作、安倍晴明の話に取りかかり中ですが、アウトラインこそできたもののまだまだ具体的には詰められてない状態。まだ無い……私の中に平安時代がッ!(何)
というわけでコンディションを整える意味で、晴明ネタをぼちぼちここに書いてみようかと思います。晴明の生誕地を取材した話とかまとめて随筆にしてもいい気もするけど……あんまり暇もないのでとりあえずここに書いてみます。
さて、安倍晴明VS空海である。
日本史上におけるマジカル人物としては1、2を争う人物であり共に香川県民(晴明は生誕地諸説ありますが一説にはそう)である。
生年としては1世紀半ほども違う二人であるが、間接的に戦った(?)伝説が香川県には存在する。
——あるとき讃岐の地にて善通寺(四国八十八ヶ所の一つ、空海の生誕地に近い寺)を訪れた晴明。
供の式神に灯りを持たせていたが、善通寺の大門を通り抜けた際に灯火が消え、門を過ぎるとまた点いた。
「弘法大師と四天王の力で、この大門は火災から護られている」と晴明は語ったという——。
また異伝としては、「灯火を持っていた式神が、大門を通る際に逃げ去ってしまった。晴明が咎めると、式神は『この門は弘法大師と四天王の力で護られていて近づけなかった』と語った、とも言われている——。
……つまり、安倍晴明VS空海は空海の圧勝……圧勝です!(多分)
幼少期の空海を四天王が護っていたという伝説もあり、空海といえば四天王、四天王といえば空海!(多分)
四天王=四つの方角をつかさどる=この世全てをつかさどる……! か~っ、やっぱ四天王は強いぜ! あー強いなー四天王は!(熱い四天王推し)
とはいえ晴明の式神「十二天将」にも白虎や青龍といった「四神(四聖獣)」がおり、彼らも四方をつかさどるわけで……そいつらを使っていれば勝負はまだ分からないぜ……! 灯火を持っていたということは獣タイプの式神ではなさそうなので、四聖獣以外の式神っぽいし。
というわけで晴明VS空海は空海の判定勝ちということにしておきます!
ちなみに実際の善通寺大門にも四天王像が奉られていますが……すごく高いとこに小っちゃい像があるのでよく分かんねぇぜ……!