カクヨムを離れてから気づけば、本年も、はや半年を過ぎ……。
離れている間に、何をしていたかといえば何もしてない!!
しいて言うなれば、今になって本好きの下剋上の二次創作にハマって(もちろん読み専。原作の雰囲気、文体を壊すことなく二次を書ける人の才能の素晴らしさたるや!に最敬礼)寝る間を惜しんでpixivで漁っては、これでもか!と読み倒したり、積読のままだった購入書籍を読んだりしておりました。
そう、その本もね……。整理整頓しないと本棚から(何度目かの)溢れてきてしまっているので、どうにかしないといけないのだけど、どーしても捨てられない本というものがありますよね。
もうコレ絶対に捨てることないだろうという本。
何冊もあるうちのその一冊が
ロバート・B・パーカーの『初秋』
高校生一年生の時に初めて読んでから、幾度となく読み返している本。
またもや読み返してしまった。
ハードボイルド小説って、昨今の時流から外れたところにあるものだけど
スペンサー(主人公)曰く
『力がまったくないんだ。利口ではない、力強くない、好男子でもない、面白みがないしタフじゃない。あるのはいらいらした感じの底意地の悪さだけだ。それじゃ、なんの足しにもならない』
の、少年が彼と出会って人生を自分のものにするまでのこの物語は、ことさら私の琴線に触れるのです。
同好の士がいたら良いなぁ。
で、何故またこのタイミングで読み返しているのかと言うと、長男くんがこの春から中学生になったからでした。第一志望だった中高一貫の私学に合格出来たのは、良かったよかった。試験の前日に勉強しないで一日中ゲームしてるとかそんな姿見せられてたわたしゃ絶対ムリだと思ってたよ。
現在はテニス部と天文部を掛け持ちして楽しそうに通っております。天文台があるって羨ましい。学食って素敵、お弁当のプレッシャーが軽減されるから最高。朝から揚げ物は勘弁。寝坊バンザイ。
とまあ、少年ポールのその後を書いた『晩秋』と共に、捨てられない本なのでありました。
悲しくも優しい物語です。
「必要とあらば、空から星を集めてもいい」
なんて、本文で回されるセリフも好き。
こんなん私も使いたい。
ハードボイルド小説、鼻につくって言う人もいるし好き嫌いはあるのでゴリ押しはしませんが、読んだことのない方、ぜひ読んでみてくださいな。←推してるし・笑
またそのうちカクヨムへ戻りたいと、ちまちま書き始めました。
未完もあるし。
書き溜めてから投稿したいので、復帰は未定ですが、年内には戻りたいと思ってはおります。
暑い日が続きますね。
皆さまお身体に気をつけてくださいませ。
それでは! お読みくださりまして、ありがとうございました。
とはいえ、ともすれば広いカクヨムの片隅で、こんなにも長い独り言を読んでくださった奇特な方はいらっしゃるのかしらん。