@Yu_kikaze
2017年7月26日に登録

創作論・評論
ミステリー

2019年9月19日
ダッシュボード
PVのグラフが出るようになったのは素晴らしいですね。一番不満だったところなのでうれしい強化ポイント。あとは新規ページボタンを固定とページの最終更新日時の確認ができればいいのですが。
2017年12月13日
「否定と肯定」
ホロコースト否定論者を批判する記述をホロコースト研究書に入れていたらその相手から名誉毀損で訴えられた。しかも裁判管轄地は英国。その本を出した出版社はペンギンブックス。英米に拠点を持つ屈指の出版社の一つ。その英国法人を足がかりにユダヤ系アメリカ人の女性歴史学者を訴訟へ引きずり込んだ。２０００年に始まった裁判。歴史学者は自身が相手の主張を否定しないと訴訟に勝てないと言われていて意に沿わないように思えた法廷戦術が弁護団から示されていた。激突する意思。そして弁護団がどこまで先を見通していたか知りチームとなっていく。１ヶ月に及んだ訴訟の行方はーーー。というあらすじの映画です。実際にあった話でノンフィクションは訴えられた歴史学者が本を出されていてハーパーBOOKSの文庫で邦訳が出ました。本作リーフレットにホロコーストがあったかどうかを問うような文言が入っていて物議を醸している。見れば分かるのですがホロコーストはあったし、それは議論の余地のない事だというのが歴史学者と弁護団の共通認識。その上でなかったというでっち上げで攻撃をしてくる歴史修正主義者の訴えに根拠がない事を示そうとしていたので、映画を見ていればこんな説明をつける事は考えられない。タイトルは原題が「Denial」。邦題はこれを「否定と肯定」としてこれも不満を持っている向きは多い。ただこちらはちゃんと映画を見てないとつかない命名だと思う。「両論併記」だったら「肯定と否定」になったはずの所を倒置させて興味を引くようになっている。そういう意味で考えれば「肯定」は歴史修正主義者と戦う事、和解しない事の肯定なんだろうと思う。東京都内は１カ所ですが愛知県は３カ所、岐阜県も設定があり全国的にはそれなりに上映されてますので、機会があれば是非。私は２回も見てしまった。考えさせられるところが多い映画だと思う。
2017年12月1日
「人生はシネマティック」
ダンケルク撤退から数ヶ月後の冬。国内の士気を鼓舞するための映画企画が立ち上がり新進若手の女性脚本家があるプロダクションのコメディ脚本家師弟コンビの仲間となってダンケルク撤退戦で兵士達を連れ帰ったという双子姉妹の話を映画にしようとする。映画の中ではシェークスピア「ヘンリー五世」聖クリスピンの日の演説が引用される。「我ら幸いなる少数」戦いに臨む時、将来この戦いに参加していたことを羨ましがられるであろうという王の言葉。そして映画を作るという事は小さな雪の塊を雪だるまとして大きくして目や鼻をつけてやる事でもあった。米国の参戦前ながら英国にレンドリース法を作って基地の租借とバーターで駆逐艦の貸与が始まっていたあたりで独空軍の空襲が激しかった頃の物語。あっけなく人が死ぬ。そして主人公は仲間にその事を指摘されるような時代にフィクションを創造する。主人公は自身に起きた出来事を「リテイク」したスクリプトを書いてみせた。でもそれは作中の現実が更に書き換えてしまう。物語る事の意味は何なのか。隠喩に富んだ作品でもある。そんな展開の中であるシーンで主人公は悪ふざけしあって幸せな瞬間があって。そこであれ？それ良いの？と思ったら、その事にちゃんと意味はあって泣いた。彼女への貴重な贈り物になっていた。あのシーンを最後に見せるためにあるような作品。素晴らしかった。
2017年11月23日
考証落ち穂拾い：単位制高等学校
兵庫県の場合、ショートホームルームは終業時のみ、ロングホームルームは週１回１時間実施との事で私物はおそらくは教室以外のロッカー保管らしい（これはアメリカのハイスクールに似ている？）。 http://www.hyogo-c.ed.jp/~kakokita-hs/infomation/unit/QandA/tanniseiQA.htm 神奈川県の場合、２限目終了時の休み時間が長くそこにＳＨＲが入っているような記述を見かけた気がする。終業時にもあるのは兵庫県と同じです。単位制高校は今のトレンドらしく、神奈川県立高を見ると多くの学校が導入しています。兵庫県教育研究所のページを見ると私立大学の場合、受験科目が絞られているからそれに応じたシフトを取れるのはメリットって書いてますが、大学の専門カリキュラムこなせない学生が生まれている状況どう考えているのかな？というのはちょっと疑問になりました（以前読んだ話だと医学系で高校時代生物を取ってない学生がいるらしい。受験科目外だという所に問題がある。大学側は倍率意識があるし生徒は受験最適化するので当然の結果なんですが）
2017年11月23日
考証落ち穂拾い：Netflix公開中のアニメ作品にみる服装描写
Netflixでアニメとか見て回ってると体操着でターゲット世代又は作り手の世代が見えてしまうところがある。ブルマなんてその象徴で今では絶滅したと思っていたけど案外出てくる作品がある。「君の名は。」で感心したのは東京の制服はユニセックスなブレザーになっていた事。あと飛騨側の体操着も今どきのものになっていて、普通さを表すためのリサーチ徹底してるなあと思った次第。
2017年11月22日
合宿旅行編
まだメインのパートに辿りつけてないけど5000字は越えた。1万字ぐらいの短編にするつもりです。
2017年11月19日
考証落ち穂拾い：Google Mapで鉄道を敷設をシミュレーションする
Google Mapではメニューから地形表示（等高線表示）が可能。また右クリックでクリックした地点の総延長距離を出す機能がある。距離測定機能は残念ながら記録が出来ないですが、スクリーンショットで残せるので勾配など考えながらポイントを設定して鉄道があったらどうなるかなんてシミュレーションは出来ますね。（そうやって書き始めたのが「高校１年生のミアキと図書委員会」第４話だったりする）
2017年11月19日
Onenote Web Clipper
PC/Mac版Chromeの機能拡張ソフト。Onedrive上のOnenoteに閲覧中のWeb URLと内容を記録するもの。見つけた資料を保管しておくのに便利です。Webは内容改変もあり得るのでこのように保管しておいた方が考証記録としては無難かなと思う次第。
2017年11月18日
考証落ち穂拾い：赤ちゃん名前ランキング
「女子１位は「逃げ恥」効果？　赤ちゃん本舗名付けランク」（朝日新聞２０１７年１１月１７日記事） http://digital.asahi.com/articles/ASKCK432CKCKPLFA002.html ・女の子の名前第１位：「結衣」が７年ぶりのトップ。「逃げ恥」の新垣結衣さん効果とみられている。・男の子の名前第１位：「蓮」（主な読みは「れん」）・「そうた」の人気が上昇：「奏太」２４→９位、「奏汰」７１→２１位　俳優の福士蒼汰さん、将棋の藤井聡太さんの影響と分析されている。漢字別のランキング・女の子：「菜」（１位）、「花」（４位）、「咲」（９位）　草花にまつわる字が人気。・男の子：「蒼」（１１位）、「奏」（１４位）　芸術や色を想像させる字が前年より上位になった。（赤ちゃん本舗（大阪市）調べ）
2017年11月12日
「高校１年生のミアキと図書委員会」第３話「選書会議は踊る」
（あらすじ）５月末。図書委員会の選書会議が開催された。翻訳小説、国内小説、ＳＦ小説、ラノベ読みが委員枠を巡ってデッドヒート。そんな中に世界的に有名な老作家の新作刊行、邦訳もすぐ発売との情報が入り購入可否を巡って論争となる。何故かその火点の渦中に一人立つ羽目になったミアキの打開策はーーー。８７００字ほどの短編です。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054884323226 作中、新刊委託制度が残っている事を前提で書いてます。新刊委託とは新刊書籍が刊行された際に取次・出版社が出荷する書店を決めて注文に依らずに売上を計上して書店に納品するもの。一定期間（３ヶ月とも言われる）内であれば書店側は返本自由とされてます。一般に書店利益20%で低いとされてますが、このような制度があるから出版社側の利益率の方が大きく設定されていると思うのですが、新刊委託がなくなれば書店の利益率を大きく出来るかも知れません。（なので今の新刊委託の仕組みが維持されない可能性はあると思います）中で出てくる問題の書はル・カレみたいな人だと思っていただければ幸いです。
2017年11月12日
「高校１年生のミアキと図書委員会」第２話裏設定
・リヒトがユウスケを学食に誘ったのはユウスケの誕生日を知っていたから、らしい。長崎名物皿うどんだったのはたまたまですが、ユウスケの好物だと知っていたのでちょうど良かったと思っている。・ミアキが不機嫌そうにしていたのは「こんな嘘いるの？」って思っていたから。サプライズにしたのは他の二人の意見から。・アガクミ先輩とユウスケの当番、本来は餅多先輩とミアキの組み合わせだったが餅多先輩に頼んでアガクミさんに代わってもらっている。ユウスケが気になっているらしいのは二人とも知っていたので仕掛けたけど、極低温な美少女と草食系男子のユウスケでは大きく機会になったりはしなかった。この結果についてはミアキも広乃もまたかって感じだけど、餅多先輩の方が進展させろよと気にし出すのかも知れない。
2017年11月11日
「氷菓」（アニメ・原作）
どちらも大好きです。実写？聞かないで。飛騨（というかほぼ高山のみ。例外的に平湯温泉・奥飛騨温泉方面が出てきますが）を舞台にした作品の先駆ですし、日常の謎系青春ミステリーの傑作でもある。アニメ版は動きが多いとは言いかねる本作を見事に映像化。隠れて影響を与えている事があるんじゃないかと思うところもあります。アニメ版はNetflixで見られるのでお勧めです。第二期やってくれないかな。
2017年11月8日
「高校１年生のミアキと図書委員会」第２話「僕がここにいる理由」
１万字ほどの短編です。第3話では選書を扱う予定。（あらすじ）２０２６年５月、ミアキの親友の一人ユウスケのある１日。その中でユウスケは小学３年生の時にミアキ、広乃と自分の三人の関係が生まれた時の出来事を回想する。
2017年11月7日
「IT」
S・キングのホラー小説原作の映画化。キングと言えば「１１／２２／６３」が好きなのですが、こちらはホラーではなくＳＦの範疇。楽しい時代を見せておいて突き付ける現実というところで真骨頂が炸裂という作品だった。本作のホラー表現はしっかりしていて鳥肌が立った。音、映像とうまく出来ている。ただＪホラーと異なりどこかで理が存在している。そしてその理が物語を結びつけるものとなっている。本作の魅力はチーム「LOSER」とでもいうべき中学校のスクールカースト底辺組の個々の魅力にある。彼らは家庭や学校で問題を抱えているし、どうでも良い事を話し続けたりと癖のあるキャラクターになっている。その彼らが団結していくプロセスが面白い。そういうキャラクターの強さが物語を成り立たせている。続編前提の企画なので作品としては続きを見ないと判断できない性格の作品だと思う。
2017年11月4日
「ザ・クラウン」
Netflixの豪華ドラマ。エリザベス王女の結婚式からスタート。ジョージ国王を見ていると「英国王のスピーチ」を思い出してしまう。兄のために第二次世界大戦を背負い込む事になる苦労をする羽目になった不遇の人であった。追記：エリザベス王女、マーガレット王女のVE DAY（対独祝勝日）の夜を描いた作品（流石にフィクションだと思う）「ロイヤルナイト」も良い映画でした。
2017年11月1日
プロット
選書についてやろうかなと書いていたら筆が重く進まないので、薩摩三日月刑事短編と小学生時代のミアキたち、三人の短編案が出来た。どちらから書こうかな。
2017年10月28日
「ブレードランナー２０４９」
昨夜見ました。「ブレードランナー」の美術は大変影響を与えていた訳ですが、本作はそういう古さを感じさせないのにちゃんと前作へのオマージュも埋め込まれている。とんでもない仕事している作品。ヴィルヌーヴ監督作品は「プリズナース」以来全部見てますが、メキシコ麻薬戦争の闇を背景にした「ボーダーライン」、今年前半に評判を取った「メッセージ」と素晴らしい作品を送り出しているので期待はしてましたが楽々合格点は超えてきたなあという感じですねえ（自分の中でどう位置付けるかまだ困っている）。
2017年10月28日
考証落ち穂拾い：神奈川県立高等学校の予算
図書資料費どの程度予算措置しているのかなと思って探していたら総額は下記に掲載があった。平成28年度（平成27会計年度）地方教育費調査結果 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6559/p1107032.html 全日制県立高等学校（139校）　図書購入費　21,424千円＝154千円ある神奈川県立高等学校（全日制。27学級1000人規模）の保護者向けの費用説明ページに「生徒会費・教育振興費・図書費・特別活動援助費・環境整備費・緊急対応基金・保護者の会（一括納入）」20,400円の中に「図書費」があるので、こういう部分から補助されているらしい。掲示板では下記のような書き込みもあった。「県立高校が今年度、県から支給された図書購入費は20万3000円と、普通科の高校ならどこも同じ金額です。そして、PTA会費による図書購入費用が生徒数によって、差が出ます。図書だけの購入費用だと、80万円~150万円位です。」（2012年6月投稿） https://www.inter-edu.com/forum/read.php?10,2582227 生徒数にもよると思いますが上記にあるように80万円〜150万円というのが当っているのだろうと思う。（参考）県立の図書館と県立高等学校による連携協力事業　－神奈川県内高等学校図書館相互貸借システムを中心として－ https://www.klnet.pref.kanagawa.jp/information/pdf/kiyou010/kiyou010_01.pdf
2017年10月28日
考証落ち穂拾い：図書館・学校図書室と出版の行方
米amazonの動向見ているとKindleシフトするかと思いきや実店舗をamazonが出したりと紙の書籍の販売も注力する方向性が見えている。しかも紙の書籍の方が安い場合もある。電子図書館について悲観的なのは、大学図書館が海外の電子ジャーナル（論文雑誌ですね）が寡占状態になって値上げと円安のダブルパンチで資料費を食い尽くしている現状があるため。今でも電子図書館のライセンスは無制限で貸出を認めているようなものはなかったと記憶。どちらにせよ権利者側に図書館の電子化への疑念は強い（既存の紙の書籍は文芸書を扱っている大手出版社が根拠が曖昧な疑いを表明する事が多い）ので、今のまま普及するとは到底思えない。それならPOD（Print On Demand）で受注生産などに期待した方がいいと思う。小説などの文芸書でやるべきは単行本（愛蔵版）と文庫版の同時発売だろうと思うのですが、大手出版社の社長らの意見を見ていると道のりは遠い。（ちなみに早川書房はルメートル「天国でまた会おう」で愛蔵版、文庫版の同時刊行を実施。他の小説でも事前に人気が高い場合同時刊行の試みを行っている。後に続く出版社が増えるといいのですが）
2017年10月27日
考証落ち穂拾い：コバヤシ丸
TOS映画版第２作の「スタートレック２：カーンの逆襲」内の演習シナリオ内で登場する架空の船。エンタープライズの護衛対象となっている。このシナリオのキモは「高校１年生のミアキと図書委員会２０２６」で描いたので割愛しますがカーク艦長の一面を描いた上手い設定だと思う。
2017年10月27日
「高校１年生のミアキと図書委員会２０２６」
短編集。高校生になったミアキが姉のいた高校に進学してというもの。舞台が近未来の２０２６年で少し描いてみる予定です。第１話は４回に分けて掲載します。（２７日８時公開予定）
2017年10月26日
（仮題）短編「図書委員会」
とりあえず第１稿は出来た。図書室・図書準備室のレイアウト図を作った。この時点では９０００字程度になった。ストーリーの流れが良くないところがあるので見直しと記述の密度強化はやりたい。制服が廃止になった時代になるので結構面倒。制服がなくなった時期からまとめて制服を着せた人たちを設定して描写割愛した。高校生を私服で学校に来させるメリットって大きいなあと思ってしまった。修行が足りないなと反省。
2017年10月25日
警察ミステリー
職質を中心に据えたミステリーって成り立つ余地ないかな。また考えてみよう。
2017年10月25日
考証落ち穂拾い：日本奥地紀行とイザベル・バード
　イザベル・バードは明治初期に東北、北海道、関西と日本の深部を踏破した英国女性旅行家です。他にもアメリカ、朝鮮半島、中国大陸など冒険といって良い旅を行っていて著書を残しています。日本旅行記は「日本奥地紀行」として刊行されていて英国人女性から見た日本を今日も読むことが可能になっています。この作品をコミカライズ連載（不定期）されていますが考証がとっても大変そうです。　「高校１年生の姉と小学１年生の妹と」の「冬」編では「完訳日本奥地紀行」を元に長編アニメ化されたという設定で「バードさんの日本旅行記」を登場させてます。拡大ヒットという図式は２０１６年秋封切りで未だ各地で上映されていて韓国の映画祭でも賞を受賞した「この世界の片隅に」をモチーフにして書いてます。もしバードさんの物語が映画化されたら考証が大変であろうあたりは特に共通しているかな。
2017年10月24日
「高校生の姉と小学１年生の妹と」の分割
ミフユ・ミアキシリーズ第１作の中短編集ですが、長かったので分割しました。もう少し読んでもらいやすくなるかな。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883732476 自分で読み返していても1話あたり5000文字ですら長いかな。このあたりで区切っていくのがいいのでしょう。
2017年10月24日
「2016年　潜水艦＜ゆきしお＞」改訂
潜水艦のトリムタンクの描写がおかしかったので直しました。基本的に潜っちゃえば潜舵で深度はコントロール出来るという事でいいみたいです（そのために中性浮力にする）。
2017年10月24日
ミアキの物語
１０年後の学校、図書室とかどうなってるかなというところから思いついてちょっと書いている。司書教諭であるOGが出てくるのですが、相変わらず暴走する事になりそうな予感しかない。彼女たちは明るい。でも多分その時全体としては退潮が加速している。そんな予感がする。
2017年10月22日
超短編：「冬ちゃんと陽子ちゃん」「ミフユと肇くん」
ミフユ：ねえ。そういえば政見放送。さり気なく本気で何か言ってない？陽子ちゃん：ん？あ、あれ。親しまれていいじゃない。ミフユ：『ちょっとズボラな所がありますが』のどこが親しまれるのかなあ。陽子ちゃん：だって、三つ編み勧めても試そうとしないし。お料理への執念はご家族の影響だと思うけどもう少し冬ちゃんのお母さんを見習って着飾ればいいのに。ミフユ：それがズボラって評価の根源ね。あんまり考えた事なかったな。陽子ちゃん：冬ちゃん、たまにはファッションも考えた方が良いよ。ミフユ：肇くん。政見放送の応援演説の時はすごっく感謝してるけど本音言いすぎじゃない？肇くん：『やる気を出せば出来る子』か？単なる事実だよ。ミフユ：どこが！肇くん：だって１年生の文化祭の時は俺が振るまで何も言わなかったくせに、一瞬でクラスメイトの意見全部燃やし尽くしてそこに自分のアイデアぶち込むとか。普段から興味持ってくれてれば俺の苦労は大分なかったはずだぞ。ミフユ：そうねえ。あの頃はまだクラスメイトに言うほど興味なかったな。肇くん：ほら。それが『やる気出せば出来る子』のいい証明だと思わないか？ミフユ：（歯ぎしり）肇くん：安心しろ。秋からお前は変わったよ。ほれ、生徒自治会規則改正案、チェックした。不味そうな所は朱を入れたから確認して再修正するなりしてくれ。
2017年10月22日
映画「バリー・シール」
1970年代後半から1986年までのあるパイロットが巻き込まれた数奇な運命を描いた作品。　CIAの作戦はベトナム戦以後、国内活動禁止や外国政府要人暗殺禁止などの制限が課されますが、そんな中でも中南米への介入を行っていた。（９１１以後は暗殺禁止は解除されてますね。無人機・特殊部隊による大統領の認可に基づく殺害リストによる暗殺作戦はブッシュ、オバマ政権で急速に発展しています）　そのためにコロンビアの麻薬カルテルやニカラグアの右派の反政府軍コントラへ肩入れしていたけど、表向きの米国の民主主義への大義が語られる一方で不正行為も行われていた。映画ではノース中佐が出てきますが、彼はイランコントラ事件の中心にいた人物で仇敵と化していたはずのイランへ武器売却してその資金で他の国の支援を行おうとしたりしていた。そういう渦中に何も知らずに飛び込んでしまった人物がバリー・シールな訳です。「ウルフ・オブ・ウォールストリート」はウォールストリートと関わりのない紙くずの株を価格操縦して買わせるという詐欺でしたが、シールは麻薬を米国に持ち込み、武器をコロンビアやニカラグアに運んでいた。そしてパナマのノリエガとCIAもつないでいた。もう滅茶苦茶。そしてそういう滅茶苦茶さは当時のCIAの作戦には常にあった。　そういう状況だから映画のような末路にしかならなかった（バリー・シールの英語版Wikipediaに彼の詳しい経歴が出てます）。　80年代を想起する色設計。写真などカットインする編集、フックトオンクラシックなんて80年代の名曲を入れてくる音楽センスなどバリー・シールの生き急いだ狂騒曲を見事に再現していたと思います。　面白いですよ。トム・クルーズが彼らしさを封じて演じて見せた作品としても評価出来ると思う。
2017年10月22日
「２０時、三日月の浮かぶ西の夜空」更新
　急展開しすぎかなと少し手を入れてみた。言うほど変わりはないですね。そのものの描写は出てきませんが若干エロさ匂わせる展開がある短編です。狙ってはないのですがそういうダブルミーニングが出来る台詞展開になってしまった。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054884058716/episodes/1177354054884203354
2017年10月22日
県立中央高等学校　校内配置図
「カクヨム」ではこの種の説明資料を入れる方法ないんですよね。Onenoteに簡単な図は作ってあるのですが。一応、南北に並んでいて北から順に北／中央／南・体育館に分れてます。北校舎）1階：運動部室／2階：2年E〜A組／3階：物理化学準備室などの特別教室中央校舎）1階：生徒自治会・会議室・空き教室、下駄箱 2階：3年E〜A組／3階：1年E〜A組南校舎）1階：保健室・放送室／2階：職員室・会議室・事務室・校長室体育館：1階学生食堂・更衣室・武道場／2階体育館体育館南側：プール
2017年10月21日
「高校２年生のミフユと高校１年生選挙参謀の加美さんと」完結
結局タイトルはまた変えてみました。どうも落ち着きが悪いんですが、しばらく様子はみます。生徒自治会長選挙編、約８６０００字で完結。微調整は少ししますが、大枠は大丈夫だと思う……思いたい。期間的には３月末から６月１６日までと１１月４日を描いています。カレンダー見たら４日も休みなので１年後予定していた文化祭２日間開催を前倒し出来たという風にしました。理想的、でもそれだけじゃない選挙戦を描いてみたかった事が本作を書いた最大の動機です。そして謎も１つ入れていて（ミフユが勝手に動いていた。そしてある人物もいろいろとタネをまいていた）最後に解き明かす構図もあります。読者が解き明かせる描写もあるので、読んで理由を考えてみて頂けたらと思う次第。
2017年10月21日
「女神の見えざる手」
ジェシカ・チャステイン主演、マッデン監督作で音楽はマックス・リヒターという布陣でなんとヨーロッパコープ制作の異色の政治ロビーイストと議会公聴会作品だった。エキセントリックなロビーイストをジェシカ・チャステインが演じていてはまり役。脇をマーク・ストロングが固めてアメリカの暗部を変えようという法案を通すためにガチンコの駆け引きバトルが繰り広げられる。ミフユがあらゆる手段で小夜子を叩き潰しに行ったら多分陽子ちゃんと肇くんと喧嘩別れするなあと思う展開は何回かあったけど、こちらは容赦なく起きる。いやあ、凄いな、面白いなと思いながら観てました。超オススメです。
2017年10月20日
「高校２年生のミフユと『強権上等な猛犬』加美参謀」第37話
1981年の制服変更にまつわる謎の解明編を公開しました。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054884105540/episodes/1177354054884273499 あとは中央高新聞の開票結果を受けたコラムとエピローグだけです。
2017年10月20日
考証落ち穂拾い：生活安全部
風俗捜査など担当する。2000年頃だと不祥事多発の銃器対策課もこの部に含まれていた。北海道警の銃器対策課の不祥事は映画で一躍有名になったけど他でも潜入捜査などの関係で不祥事扱いで捜査員の逮捕者が出ている。案外この組織の手記は少なく銃器対策課不祥事を描いた作家はどうやって調べたのか謎。取材など通じてとして凄いなと思う。
2017年10月20日
加美洋子
「加美」は神様の「神」から。「洋子」は陽子ちゃんと意図的に重ねてます。選挙の神様ですね。中学校時代、ひょっとしたら肇先輩を好きだったかも知れない子。但し今は微塵もないです。なにせ中学校の生徒会長候補を逃れられた恨みは深いらしいので。
2017年10月20日
選挙戦は法廷ミステリーに似ている
謎がない法廷ミステリーというべきか。刑事司法ものなら被告人が有罪か無罪かという戦いと並行して新犯人は誰だ？という図式がある。選挙戦は誰が当選するのかという戦いだけがある。ここにどう謎を投下するかという所でミステリーになるか選挙戦だけの作品になるか決まる。「高校２年生のミフユと『強権上等な猛犬』加美参謀」は謎の要素は薄めになっているのはもともと入れるか迷っていた為。ところが書いているうちに謎を埋め込んでいると登場人物に指摘されて日の目を見る事になった。真面目にプロットを書いて登場人物が何を考えているか掘り下げたおかげですが、当初構想から言うと微妙に外れてるのだよなあ。これは私の課題だと思う。
2017年10月19日
「ミフユと『強権上等な猛犬』参謀　県立中央高等学校生徒会長選挙」改題
タイトルを「高校２年生のミフユと『強権上等な猛犬』加美参謀　生徒自治会長選と１９８１年制服変更の謎」に改題しました。謎解きとエピローグは完成していて微調整中です。書いていたらミフユから「謎あるんだけどどうすんの？」という感じで始まったパートがありますが（一度は「いいじゃん」と却下して選挙戦を進めていた事もあった）いつの間にか必要なピースは埋め込んでたなあという感じであります。
2017年10月19日
「ミフユと『強権上等な猛犬』参謀」第３６・３７話（１０月１９日１９時公開予定）
82,000文字越えました。１つ投じていた謎。無論おおよその理由は作ってましたが、自分で書いた展開を読み直して細かく落とし込み直した時「あ、こんな事をこの人は言ってたのか」的な事を拾って何があったか描けたと思う。峠越えた。一番ネックかなと思っていた所だったし。あとはエピローグを書くだけだ。
2017年10月18日
コナリー「罪責の神々」感想
面白かった。ページターナー健在。我ながら影響受けてるなあと思いながら読了。 LAの刑事弁護士。リンカーン・タウンカーを事務所代わりにしつつ仲間と一緒に被告人の無罪を勝ち取るべくあらゆる手段で戦う。過去作だと弁護士の正義、あり方について悩みながら法廷内外での戦いを繰り広げてきた訳ですが、本作はちょっと変化球になり初めてストレートな展開になっていたように思える。そういえば、久しぶりに「おわかりか？」があったのでニヤリ。終わり方見ているとシリーズは一旦終わりそうな感じはあります。（以後のボッシュシリーズで顔出しはしてるみたいですが）
2017年10月18日
コナリー新刊「罪責の神々」
講談社文庫はアメリカのシリーズ物ミステリーをいくつか出し続けてくれている。コナリーはボッシュシリーズを他の版元が出さなくなった中で講談社文庫から出るようになってこちらの方が冊数も多くなってるのかな。生き方を描くボッシュに対して弁護士とは何か問い続けるリンカーン弁護士ことハラー。おススメです。
2017年10月18日
「ミフユと『強権上等な猛犬』参謀」第35話
第３５話で７８０００字突破。今日１７時公開で予約投稿しました。やっと開票終了・結果発表のシーンを出せた。
2017年10月16日
「ミフユと『強権上等な猛犬』参謀」
　明日朝公開分で7万6500字まで来た。投票結果、真面目に計算しないとよくわからんなーという感じになってきたので、クラス毎に誰がいるか書き出して得票数を振っていった。　これはあの子がああ思うのは無理ないよなーという状況が見えてきたので、それを分かるように書いた。　さてもう一つ書かなければならない事をどう表に出していくか。これをクリアすれば完成が見えてくる。8万字越えは確定ですが、完結は9万字まで必要かどうかという所になりそう。「ミフユと『強権上等な猛犬』参謀」第1話： https://kakuyomu.jp/works/1177354054884105540/episodes/1177354054884105562
2017年10月16日
考証落ち穂拾い：チャオ
チャオ〘感動〙（イタリアciao）人に会った時、別れる時などに交す挨拶あいさつのことば。親しい者どうしで用いる。精選版日本国語大辞典「チャオ」より。
2017年10月16日
場面設定類語辞典　電子書籍版（フィルムアート社）
Kindle版、Kinoppyと比べたら何故かKindle版が安かったのでそちらで購入。書籍版とはちょっと違ってる感じがしますね。いろんな建物や施設、乗物について載っていて、どのような描写が必要か書いてあるという小説などの場面設定について引けるという特殊な辞典です。描写に困ったら引いてみようかな。
2017年10月15日
「ミフユと『強権上等な猛犬』参謀」
3500字ほど進んだ。（合計72,000字）15日朝のHRシーンまではクリア。さて昼休みの視点は誰に持っていこうかな。一つ謎を仕込んでいてそれをどこで弾くか悩みどころ（ほとんど決めてはいるのですが）。
2017年10月15日
考証落ち穂拾い：単位制高校の時間割
検索していて見つけた。朝、いきなり授業から始まり、午前中の授業の間に長い休み時間があってそこでホームルームが行われるようになっている。なのでホームルーム・クラス以外で受ける授業は生徒毎に異なる。大学方式ですね。この方が変な対人圧力にならなくて良いのかなと思う。
2017年10月14日
「ミフユと『強権上等な猛犬』参謀」投票日
書いてる。両陣営遺恨残るような話になるかなと思ったら、外部の思惑はともかく両陣営にはそんな気がないという展開になった。自分でも意外だけど登場人物がそう動いたから仕方ないや。 13日、14日のシークエンスは楽しい。こんな風になるとは思わなかった。
2017年10月14日
「猿の惑星聖戦記」
初日夜に見てきた。マット・リーヴス監督は「ぼくのエリ２００歳の少女」のリメイク版「モールス」が素晴らしい出来。そして「猿の惑星」第二作目から起用されていてこちらも良かった。　さあ、３作目にしてどうなるか？と思ったらまた大幅にスタイルが変わった。聖書であり神話だと思う。象徴的な描写が多くその中でコメディタッチな描写も時にまざる。　神話構造の物語は英雄の王道として終わるか、それとも変わった教訓を描いてみせるかがあるわけですが、本作は後者に寄った作りになっていたと思う。　「変」さが見え隠れしている作品なのですが、このあたりが「モールス」的。それにしても最後に群衆が出てくるのですが個人である事をこれほどもぎ取っておいてあの展開なのかというあたりは容赦がないところがある。なんとも形容しがたく面白いのか面白くないのかすら判断しかねるところがありますが、リーヴス監督らしいとなれば全てOKになりそうな感じはある。
2017年10月14日
「ミフユと『強権上等な猛犬』参謀」
6万9千字までは書いた。（今日、明日分で1万字ほどある）着地は8万〜9万字ぐらいかな。

早藤 祐

ダッシュボード

「否定と肯定」

「人生はシネマティック」

考証落ち穂拾い：単位制高等学校

考証落ち穂拾い：Netflix公開中のアニメ作品にみる服装描写

合宿旅行編

考証落ち穂拾い：Google Mapで鉄道を敷設をシミュレーションする

Onenote Web Clipper

考証落ち穂拾い：赤ちゃん名前ランキング

「高校１年生のミアキと図書委員会」第３話「選書会議は踊る」

「高校１年生のミアキと図書委員会」第２話裏設定

「氷菓」（アニメ・原作）

「高校１年生のミアキと図書委員会」第２話「僕がここにいる理由」

「IT」

「ザ・クラウン」

プロット

「ブレードランナー２０４９」

考証落ち穂拾い：神奈川県立高等学校の予算

考証落ち穂拾い：図書館・学校図書室と出版の行方

考証落ち穂拾い：コバヤシ丸

「高校１年生のミアキと図書委員会２０２６」

（仮題）短編「図書委員会」

警察ミステリー

考証落ち穂拾い：日本奥地紀行とイザベル・バード

「高校生の姉と小学１年生の妹と」の分割

「2016年 潜水艦＜ゆきしお＞」改訂

ミアキの物語

超短編：「冬ちゃんと陽子ちゃん」「ミフユと肇くん」

映画「バリー・シール」

「２０時、三日月の浮かぶ西の夜空」更新

県立中央高等学校 校内配置図

「高校２年生のミフユと高校１年生選挙参謀の加美さんと 」完結

「女神の見えざる手」

「高校２年生のミフユと『強権上等な猛犬』加美参謀」第37話

考証落ち穂拾い：生活安全部

加美洋子

選挙戦は法廷ミステリーに似ている

「ミフユと『強権上等な猛犬』参謀 県立中央高等学校生徒会長選挙」改題

「ミフユと『強権上等な猛犬』参謀」第３６・３７話（１０月１９日１９時公開予定）

コナリー「罪責の神々」感想

コナリー新刊「罪責の神々」

「ミフユと『強権上等な猛犬』参謀」第35話

「ミフユと『強権上等な猛犬』参謀」

考証落ち穂拾い：チャオ

場面設定類語辞典 電子書籍版（フィルムアート社）

「ミフユと『強権上等な猛犬』参謀」

考証落ち穂拾い：単位制高校の時間割

「ミフユと『強権上等な猛犬』参謀」投票日

「猿の惑星聖戦記」

「ミフユと『強権上等な猛犬』参謀」

早藤　祐

「2016年　潜水艦＜ゆきしお＞」改訂

県立中央高等学校　校内配置図

「高校２年生のミフユと高校１年生選挙参謀の加美さんと」完結

「ミフユと『強権上等な猛犬』参謀　県立中央高等学校生徒会長選挙」改題

場面設定類語辞典　電子書籍版（フィルムアート社）