謎がない法廷ミステリーというべきか。
刑事司法ものなら被告人が有罪か無罪かという戦いと並行して新犯人は誰だ?という図式がある。
選挙戦は誰が当選するのかという戦いだけがある。ここにどう謎を投下するかという所でミステリーになるか選挙戦だけの作品になるか決まる。
「高校2年生のミフユと『強権上等な猛犬』加美参謀」は謎の要素は薄めになっているのはもともと入れるか迷っていた為。ところが書いているうちに謎を埋め込んでいると登場人物に指摘されて日の目を見る事になった。
真面目にプロットを書いて登場人物が何を考えているか掘り下げたおかげですが、当初構想から言うと微妙に外れてるのだよなあ。これは私の課題だと思う。