S・キングのホラー小説原作の映画化。
キングと言えば「11/22/63」が好きなのですが、こちらはホラーではなくSFの範疇。楽しい時代を見せておいて突き付ける現実というところで真骨頂が炸裂という作品だった。
本作のホラー表現はしっかりしていて鳥肌が立った。音、映像とうまく出来ている。ただJホラーと異なりどこかで理が存在している。そしてその理が物語を結びつけるものとなっている。
本作の魅力はチーム「LOSER」とでもいうべき中学校のスクールカースト底辺組の個々の魅力にある。彼らは家庭や学校で問題を抱えているし、どうでも良い事を話し続けたりと癖のあるキャラクターになっている。
その彼らが団結していくプロセスが面白い。そういうキャラクターの強さが物語を成り立たせている。
続編前提の企画なので作品としては続きを見ないと判断できない性格の作品だと思う。