自分がレビューした作品を定期的に見返している。
週に3本という縛りを設けたのもあってか、読み返しても「すげえなあ……」と思うものばかりだ。
奇抜な発想からせめたもの、心理・風景の動きを緻密に描いたもの、深遠なテーマを投げかけたもの、キャラクター性に特化したもの……
天才か。
こういった秀作を見返していると、自分が何かのコンテストに出す気が引けてくる。
大きな目標を掲げた人物に「無知」だの「無謀」だのと笑うことがあるが、知ると折れてしまうこともあるのだ。
折れることを「大人」だというのなら、いつまでも主人公にはなれない気がする。
勢いは想像以上に重要だった。