麻雀マンガの「哲也」にこんな台詞がある。
「麻雀打たないときでも1日2,3時間は牌に触っておけ。毎日牌に触ってるんだって言う自信が支えになる」
主人公・哲也の師匠、「房州」(本名ではなく通り名のようなもの)と呼ばれる人物が発した言葉だ。
彼は圧倒的な「力」を以て、青二才であった哲也の鼻をへし折った。敗北を知った哲也は弟子になると猛アタックし、房州はやむなく引き入れることに。
しかし、簡単に技術を教えるわけもなく、哲也はひたすら基礎的な動作の反復に勤しむことになる。
その際に「(イカサマ)技を出すのには勇気がいる」と前置きした上でこの台詞を出した。
この言葉は社会人になっても生きている。
何かを続けたりモノにしたいなら、とにかく触れていることだ。まったく進捗がなくても良い。それどころか作業をせず、ただ、商売道具を身につけるだけでもいい。
ゼロよりかは遥かにマシ。
「関わっている」という意識が重要なのだ。