ストレスやプレッシャーが今までにないアイデアの、あるいはプロットを書き上げる「勢い」の素になることは経験則として体感している。
創作は多かれ少なかれ普通じゃない瞬間がテーマとなるわけで、ストレスやプレッシャーがかかる時というのが、だいたい普通ではないことを考えれば自然な話でもある。
生活、仕事上の問題やトラブル、災害、苦境、あるいは死や別れという宿命。
それらが登場人物やモンスターや世界観、台詞回しを作り上げていく。
色んなしがらみで仕事が最高に捗らない時、暑さと寒さを同時に味わうような気持ちの悪さの中、休日でいくら頭を捻っても一つもなかった創作のネタがボコボコ生まれてくる。普通の生活では得られない興奮、錯乱状態がそうさせるのだろう。
精神的にも体力的にも、また状況的にも、これをメモ帳に書けないことが本当に惜しいくらいだ。
そして苦難を乗り越えた時には、発想の泉はすっかり涸れてしまう。見た夢の内容を書き留められないと同じものだろうか……