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短編作品の話を区切ることの是非


 短編作品を一話で出すべきか、数話に分けて出すべきか悩むことがある。
 4000~5000文字程度の作品を「前編」「後編」としたり、話の節目ごとに分けたりするかということだ。
 ネタが浮かんだ当初は「コレを使って2000文字程度でサクッと一話完結……」と思うのだが、ふとした拍子にドラマ性が出てきたりする。そんなこんなで肉付け分を含めて文量や構成を見積もってみると、微妙に一話にまとめるのが惜しくなってくる。
 PVがどうこうより、時系列や視点切り替えをするときに、違うページにあった方が綺麗に見えてくるのだ。人によっては長いスクロールバーを見て「うえっぷ」となったりするだろうし。
 ここらへんはWebと紙の違いだよなと思う。紙の本で 2~3ページごとに区切りがあったら「おや?」となるだろうが、Webは各話に象徴的なタイトルが付けられるし、その場所へ一瞬で飛べる(戻れる)ので違和感を覚えにくい。

 なのでWeb媒体は細かく区切るのに向いている気はするのだが、話を細かく区切って肉付けするうちに、本来伝えたいことがふやけて、執筆当初は抱いていた「キレ」「インパクト」が薄まるという欠点はあるのかなあと、執筆作業の中で感じている。

4件のコメント

  •  やはり、区切り方ではみなさん悩むんですね。安心しました(笑)

     とくにWeb小説では、その話が面白くないと次に進んでくれる率がぐっと減るとも聞きます。そこ関係でも悩みますね。

     Web小説初心者には悩む場所がたくさんで大変であります!
  • (´・ω・`)←10000字の短編を書こうが区切らないアホ
    一つの話を区切るのが苦手です。読者様には負担が大きいかも知れないけど、一気に読んで欲しい派ですねえ、私は。
  • シノミヤ様

    コメントありがとうございます。
    やはり区切りは悩まれるのですね……
    それなりの長さならともかく、短編作品で途中から読まれないは結構突き刺さるかもしれません。
    知らぬが仏ということで、一話完結にしようか……

    他にも、句点読点の付け方、カギ括弧を文中にどれだけ含めるか、台詞を逐一改行するか、三点リーダ(…)かダッシュ(―)か、など
    文章界隈には謎がたくさんありますね。
  • 小田様

    コメントありがとうございます。
    筆が乗っている……話の面白さというより、勢いそのものを示したい場合は一話にすべきなのかなと。
    話を跨ぐと切れ目で勢いが一旦は止まるはずなので、それが作品(作者の意図)にとってダメージになるのなら、もう突き進んでもいい。
    無論、その逆も然り。平穏だった日常が日を追うごとに狂っていくとかなら、区切った方が怖い気もしますし。
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