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短編作品の話を区切ることの是非


 短編作品を一話で出すべきか、数話に分けて出すべきか悩むことがある。
 4000~5000文字程度の作品を「前編」「後編」としたり、話の節目ごとに分けたりするかということだ。
 ネタが浮かんだ当初は「コレを使って2000文字程度でサクッと一話完結……」と思うのだが、ふとした拍子にドラマ性が出てきたりする。そんなこんなで肉付け分を含めて文量や構成を見積もってみると、微妙に一話にまとめるのが惜しくなってくる。
 PVがどうこうより、時系列や視点切り替えをするときに、違うページにあった方が綺麗に見えてくるのだ。人によっては長いスクロールバーを見て「うえっぷ」となったりするだろうし。
 ここらへんはWebと紙の違いだよなと思う。紙の本で 2~3ページごとに区切りがあったら「おや?」となるだろうが、Webは各話に象徴的なタイトルが付けられるし、その場所へ一瞬で飛べる(戻れる)ので違和感を覚えにくい。

 なのでWeb媒体は細かく区切るのに向いている気はするのだが、話を細かく区切って肉付けするうちに、本来伝えたいことがふやけて、執筆当初は抱いていた「キレ」「インパクト」が薄まるという欠点はあるのかなあと、執筆作業の中で感じている。

3件のコメント

  • (´・ω・`)←10000字の短編を書こうが区切らないアホ
    一つの話を区切るのが苦手です。読者様には負担が大きいかも知れないけど、一気に読んで欲しい派ですねえ、私は。
  • シノミヤ様

    コメントありがとうございます。
    やはり区切りは悩まれるのですね……
    それなりの長さならともかく、短編作品で途中から読まれないは結構突き刺さるかもしれません。
    知らぬが仏ということで、一話完結にしようか……

    他にも、句点読点の付け方、カギ括弧を文中にどれだけ含めるか、台詞を逐一改行するか、三点リーダ(…)かダッシュ(―)か、など
    文章界隈には謎がたくさんありますね。
  • 小田様

    コメントありがとうございます。
    筆が乗っている……話の面白さというより、勢いそのものを示したい場合は一話にすべきなのかなと。
    話を跨ぐと切れ目で勢いが一旦は止まるはずなので、それが作品(作者の意図)にとってダメージになるのなら、もう突き進んでもいい。
    無論、その逆も然り。平穏だった日常が日を追うごとに狂っていくとかなら、区切った方が怖い気もしますし。
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