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学校で勉強した英語について


 久方ぶりの投稿がこれでよいのかは疑問だが……

 電車に乗ると外国人の方を見かけるのだが、各線の駅名を小声で喋っているのを聞くたびに「こちらに英語で相談されたらどうしよう?」という気持ちが湧き上がってくる。

「Sorry」とでも言って早々に断ち切るか?
 スマホ使って翻訳でもするか?
 ボディランゲージでなんとか分かってもらうか?
 苦笑いされること覚悟でたどたどしく説明するか?

 色々なことがグルグル駆け巡りながら、駅につくまで辛抱している。


 仮定法過去完了とか感嘆詞とか関係代名詞とかさ、もっと先に教えることあるんじゃないかな?
 それはいいからさ、もっと身近な言葉の語彙が欲しい。agriculture(農業)とかgovernment(政府)は分かるのに、鍋も段ボールも容器も、生活で使いそうなやつ全然分かんないよ。「a」と「the」と冠詞なしの使い分けも全然出来ないし。
 あと「Who are you?」が失礼な表現なんて聞いてないよ? 会話に差し障りがないような表現を教えてほしいよ。
 ハンプティダンプティがどうのこうのなんていいよ、身近な例えをくれよ。

 これだと道を教えることも、逆に訊くことも難しくない? 電話で予約取るのも難しくない? 全部どっかの翻訳サイト使ってネット予約にするの?

 それで「相互理解」が出来ると思ってるなら、ちょっと片腹痛いかもしれない。


 分かってる。これはきっとシラバスで定められてるからなんだ。
 初級と上級があべこべに配置されている気がするけど、しょうがないんだ。
 おそらく大半が社会人になってから、嫌いとか苦手意識に抗いつつ、再び覚え直すことになるけど、しょうがないんだ。

 でもね――「英語が必要」「英語が重要」と喧伝するのに対して、学習内容があまりにも実践向きじゃない気がするんだよなあ。
 古典や漢文(ありをりはべりいまそかり、レ点)と英語、苦手な人にとっては、距離感一緒なくらいだと思うよ。
 それって色々まずくない? 応用と基本が同じハードルの高さになってるってさ。

コメント

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