カクヨム近代文学館

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kaku_yomu
12作品

中島敦セレクション

中島敦の作品集
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作者のおすすめ順
#1

山月記／
中島敦／カクヨム近代文学館

中国古典を題材にとり、人食い虎に変身する苦悩を描く、中島敦の代表作。角川文庫『李陵・山月記』所収。 （※キャッチコピーは名作キャッチコピーキャンペーン受賞作から）
虎になってもわが友の声忘れず
カクヨム近代文学館
厨二のバイブル
ヘツポツ斎
#2

名人伝／
中島敦／カクヨム近代文学館

角川文庫『李陵・山月記・弟子・名人伝』所収。（※キャッチコピーは本文抜粋）
至為は為す無く、至言は言を去り、至射は射ることなし。
カクヨム近代文学館
単なるアイロニーではなく。
佐々木広治
#3

李陵／
中島敦／カクヨム近代文学館

角川文庫『李陵・山月記・弟子・名人伝』所収。（※キャッチコピーは本文抜粋）
見ていないようでいて、やっぱり天は見ている。彼は粛然として懼れた。
カクヨム近代文学館
人の一生を左右するのは、志ひとつなんだろうか……？
百舌すえひろ
#4

弟子／
中島敦／カクヨム近代文学館

角川文庫『李陵・山月記・弟子・名人伝』所収。（※キャッチコピーは本文抜粋）
子路ほど孔子に叱られる者はない。子路ほど遠慮なく師に反問する者もない。
カクヨム近代文学館
己を殺し仁なすべきと言う一方、保身を最上とする傾向が師の言説に感じられ
百舌すえひろ
#5

悟浄歎異　─沙門悟浄の手記─／
中島敦／カクヨム近代文学館

角川文庫『李陵・山月記・弟子・名人伝』所収。（※キャッチコピーは本文抜粋）
俺は起上がって、隣に寐ておられる師父の顔を覗き込む。
カクヨム近代文学館
沙悟浄の安らぎを願っていた
百舌すえひろ
#6

悟浄出世／
中島敦／カクヨム近代文学館

角川文庫『李陵・山月記・弟子・名人伝』所収。（※キャッチコピーは本文抜粋）
執念深く自己の幸福を探していたのだということが、悟浄に解りかけてきた
カクヨム近代文学館
この世の真理を追究しようとすると、何もできなくなる
百舌すえひろ
#7

文字禍／
中島敦／カクヨム近代文学館

アッシリアにある世界最古の図書館には、毎夜文字の精霊が出るという。文字に支配される人間を寓話的に描いた短編。角川文庫『文字禍・牛人』所収。 （※キャッチコピーは本文抜粋）
文字の霊などというものが、一体、あるものか、どうか。
カクヨム近代文学館
ゲシュタルト崩壊の話かと思いきや……
百舌すえひろ
#8

牛人／
中島敦／カクヨム近代文学館

叔孫豹はある夜、夢を見た。天井がどんどんと落ちてくる悪夢の中で、牛に似た男に助けられる。数年後、息子だと名乗る、夢で見たのとそっくりな、牛に似た男に出会う。叔孫は喜んで、彼を重用…
夢で助けられたのは、牛によく似た男だった。
カクヨム近代文学館
路傍一夜の契りがなければ世界のきびしい悪意を回避できたのかもしれない。
せとかぜ染鞠
#9

木乃伊／
中島敦／カクヨム近代文学館

エジプトへ侵攻するペルシャ軍のなかに、パリスカスという武将がいた。彼は、エジプト人の捕虜が話しているのが耳に入った拍子に、自らがエジプトの言葉を理解できることに気付く。やがて、木…
中島敦の描く、前世覚醒の瞬間
カクヨム近代文学館
『転生もの』の序盤を丁寧に描写するとこんな感じになるのかな
百舌すえひろ
#10

斗南先生／
中島敦／カクヨム近代文学館

三造の伯父は、狷介にして善く罵り、人をゆるすことを知らない人物であった。伯父の死後、彼の著書を図書館に寄贈するよう親族より託された三造は、躊躇しつつ、その生き様を思い返すのであっ…
伯父は、狷介にして善く罵り、人をゆるすことを知らない人物であった。
カクヨム近代文学館
一言では纏まらない伯父さんへの想い
百舌すえひろ
#11

狐憑／
中島敦／カクヨム近代文学館

ネウリ部族のシャクに、憑きものがしたという。遊牧民に殺された弟の魂が乗り移り、しゃべっているのだと思われた。しかし、憑きものは段々とシャクとは関係のない人間や動物の言葉となってい…
  • 残酷描写有り
どうやら彼の作為らしいと思われ出してからも、聴衆は決して減らなかった
カクヨム近代文学館
憑かれて。詩人、もしくは語り部
佐々木広治
#12

虎狩／
中島敦／カクヨム近代文学館

朝鮮半島での、子ども時代の記憶。出身国は違えど、友情を築いた相手との思い出、そして別れ。角川文庫『文字禍・牛人』所収。（※キャッチコピーは本文抜粋）
私は虎狩の話をしようと思う。
カクヨム近代文学館
私小説
佐々木広治