• 詩・童話・その他
  • 歴史・時代・伝奇

やっぱり「偽コンテスト」「自費出版」詐欺ってあるんですね。

カクヨムユーザーのお仲間(と勝手に認定)であるるしあん様経由で知った、神崎小太郎様の「近況報告」を、私も貼らせていただきたいと思います。

https://kakuyomu.jp/users/yoshi1449/news/16818093077918963383

何気に、私も3年ほど前にnoteでこの手の「私設コンテスト」にまつわるトラブルに巻き込まれ(というより、ほぼ詐欺告発案件)、地元警察まで巻き込んだことがあります。

実は、そのときの話をモデルにしたのが、カクヨムコンの短編部門に出した下記の作品です。
https://kakuyomu.jp/works/16817330669442390981

これは明白に詐欺事案なのですが、私が「詐欺だ」と断定したポイントは……

・「◯◯出版」といういかにも会社っぽい名称を名乗っていたが、そんな会社は存在していなかった
→会社は必ず商業登記義務があり、紛らわしい名称を用いた時点で「会社法違反」に問われます。

・◯◯出版の契約内容が、実質的に「著作権譲渡」だった。しかも、報酬が「電子マネー払い」というもの。
→手法自体は違法ではないですが、法人が銀行口座の一つもないというのが、不自然です。
法人が銀行口座を持つのは、社会的信用がある証明にもなるんですよ。

・私が告発した直後に、BASEの「代表者名」が変わっていた

・「◯◯出版」を名乗る割に、会社の住所としてBASEに掲載されていたのは、住宅街ど真ん中にある築33年の木造アパート。
→Googleのストリートビューで確認しました。
どう見ても会社として機能している感じではないですし、銀行も担保設定ができないような代物でした。

……というもの。

ちなみに、本物の会社が会社の定款をネットで公開することも、まずないと思います。
定款も、恐らく公証役場に行けば実在するかどうか分かるはず。
これも、必ず「登記義務」がありますから。

まあ自費出版については私も調べたことがありまして、100万円以上も出資して在庫を抱える可能性があるくらいだったら、多少本の単価が上がっても、PODで出すほうが余程健全だと思います。
後は、王道ですが「大手出版社」のコンテストで入賞してからの「出版ルート」狙いでしょうか。

今回「神崎」さまが取り上げられた事案は、かつて起こった「新風舎事件」、そして私が遭遇した事案と似ているなあ……と感じた次第です。

ともあれ、皆様も気をつけてくださいませ!

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する