脱稿したということで、現在、4サイト分の校正に取り掛かっています。
実質的には、このカクヨムのテキストファイルがベースになるので、逐一やっているわけではないですが、それでもアップの手間暇は、思ったより疲れました……。
結構目立つのが……
・尊王・勤王の表記揺れ
→これは、連載開始当初に迷った表記でした。確かnoteでは書いたのですが、元々は「尊王(勤王)」が、語源の上では正解です。「尊王思想」が誕生した中国では、「皇」の字を充てないですしね。
ただし、日本の場合は「尊王」というと、天皇との整合性が取れないので、私は「尊皇」表記にしています。
・人名の表記揺れ
→徹底的にこの犠牲になった3名は……
・樽井弥五左衛門(☓弥五右衛門)
・小澤長右衛門(☓長左衛門)
・原兵太夫(☓多次郎、その他もあった気が(^_^;))
ほんっと、謝罪するしかないですね。
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まあ何でこんなに人名を間違えるのかというと、結構参考資料でも誤表記が多いんですよ😅
後は、幕末のときは基本的に「諱」は呼べないので、通称を用いているわけです。
代々その家に伝えられている通称も多いのですが、これが出世に伴い変わるケースも多く、特に樽井さんは、頻繁に変わっていたらしいです……。
……が、あまり変えると書いている方も混乱するので、できるだけ呼び名は固定させるようにしていました。
ちなみに原兵太夫さんと多次郎さんは、もしかしたら別人の可能性も(^_^;)
・兵太夫→弓術師範の免状持ち
・多次郎→5番組の旗奉行
なのは間違いないのですが、ただでさえ登場人物が多いので、思い切って統一させました。
ちなみに、書籍用のWord原稿だと、「置換」機能でまとめて一括変換できるので、案外楽なのですが……。
こちらはこちらで、元の原稿(テキストファイル)が「Web仕様(マークダウン記法)」なので、ルビ設定をし直す労力がかかります。
また、デフォルト設定のままルビを振ると、ルビを振った単語の右脇がかなり空いてバランスが悪いので、ルビを振った単語ごとにフィールドコードの調整が必要です。
→これまた、結構な数がありました😂
まあ、校正も楽じゃないですね(^_^;)