みなさんこんにちは。平野真咲です。
近況ノートを見返していたら、何やら恥ずかしいことを書いてあるわ、約束とは違うわ、散々ですね。しかも、小説の公開自体1年ぶり、長編に至ってはさらに半年前とは。長編組の時間軸がほぼすべて夏で止まっているので、なんとか頑張って動かしたいです。
さて、今回、本作を「学園ミステリ大賞」に応募しました。学校で起こる小さな事件(「愛を知るまでは」は大事件ですが)を追いながらも、女子高校生たちの友情も描いた学園ミステリとなっております。コロナ抜きにしても、SNSでつながっていたり、リュックを通学用のカバンにしていたりと、執筆の途中で今の高校生像にすり合わせていったところもあるので、本当に修正が恐ろしかったです。
とはいえ、仲間とともに過ごす日常の楽しさや、何かにひたすら打ち込んだ時間、そして未熟さゆえの傷つきやすさや過ちは、いつの時代の青春にもあるものでしょう。だから青春ミステリというジャンルは、その時代を生きる少年少女に寄り添いながらも長きにわたって読まれていくのだと思います。
こんなことを書いておきながらですが、研究部シリーズや化学部の探偵がいわゆるサザエさん時空になってしまうのはやはりまずいので、執筆を再開しています。今年中にはどれか出したいと思っています。