• 主催者:藍豆
  • 2024年11月25日 08:10 作成
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31

参加受付期間

  • 終了

企画内容

一流と呼ばれる作品には、ふたつのものが必要だ。

それは「腕前」と「独自性」。

前者に関しては誰も異論ないだろう。優れた腕で作り出されるからこそ、人々はその出来に魅了され虜となる。

では「独自性」はなぜ必要なのか?

それは唯一無二の存在であり続けるため。他に替えが効かないことで、人々に長く支持され続けるという結果が生まれる。

そうなることで、はじめて大勢の記憶に残る名作となるわけだ。

つまり、一流か否かは「世間で長く愛され続け、誰でも知っている」ことがひとつの判断基準と言えるだろう。

一方、どんなに優れた構成力や文章力を発揮しても、設定やテーマがありふれたものでは一流とは呼べない。

また逆に、独自性が優れていても、肝心の作者の腕前がほどほどでは一流には届かない。

どちらか一方が優れ、もう一方がほどほどという作品には「二流」の呼び名が相応しい。あるいは、どちらもそれなりであればそう呼んでも問題ないだろう。

「一時だけ世間の注目を集め、少し経てば話題に上らなくなる作品」あるいは「そのメディアに詳しい人にはよく知られた作品」などは、これに当てはまりそうだ。

では「三流」とは何か? 言うまでもなく、腕前と独自性ともにダメな作品である。あるいは一方はそこそこでも、もう一方が明らかに低水準な場合もこの部類に入る。

どこにでも転がっている安っぽい世界観や設定。あるいは小説で言えば、その辺にいる普通の人と大差ない文章力や構成力。まさに「三流」と呼ぶに相応しい水準だ。

「一部のマニアックなファン以外にはほとんど知られていない作品」がこれに該当する。

正直、世の中に「三流」がなくても大半の人は困らない。むしろハズレがなくなることで、安心して小説や漫画を楽しむことができる。

困るとすれば、前述の少数派マニアぐらいだろうか。彼らは常に「現実では果たし得ない歪んだ性欲や支配欲、あるいは虚栄心や復讐心など」を満たそうと躍起になっている。

そのため暇さえあれば検索と閲覧に明け暮れ、あらゆるメディアを貪り尽くす。その欲求は底知れず、投稿サイトなど様々な検索型サービスのデータに少なからず影響を及ぼす。

そういった中、サイト発のコミカライズ作品やアニメ化作品がどんな立ち位置かと言えば、残念ながら「三流」ぞろいだ。

もう10年近くサイト運営を続けていながら、いまだに代表作がひとつも出ていないのである。商業的には、そろそろ大ヒット作のひとつやふたつ出さないと流石にダメであろう。

そんな様では、もし仮に話題の大企業S社からの買収提案が実現した場合、真っ先に組織改革の的になるに違いない。

まあ、この買収の目的はK社傘下の優秀なゲーム会社を手に入れることなので、他はどうでもいいというのがS社の本音ではあるが……。

そんなわけで、この企画ではカクヨムの未来の代表作となり得る作品たちを掘り出すべく「埋もれた一流または二流の小説」を募集する。

過去の実績から判断して、サイト内で高評価の作品は「三流」の傾向が強いので、埋もれていることを前提条件とする。

読み合いではないので、読む読まないは各自の自由。エッセイや創作論の参加はご遠慮願う。

参加方法

参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「埋もれた一流または二流の本棚」を選択してください。

運営より

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