「鏡 すこしふしぎ」を含む小説

「鏡」「嘘」「犬」の三題噺。 鏡越しに相手の嘘がわかる探偵が、犬が結婚指輪を隠したかどうか調査する「すこしふしぎ」のSF物語。 「探偵」と書いていますが、ミステリー要素はあってな…

かがみに映るワタシはちっともわたしに似ていない。だから、線を引いて確かめるんだ。

　ブラック企業から脱出した主人公、鏡友（かがみとも）は、不思議な会社に再就職することになる。 　その会社には世界の変容を画策する、ちょっと不思議な社員たちが集まっていた。

　高校生の朝は早い。 　今日もいつもと変わらず起きて髭を剃ろうと洗面所に向かった。 　その時だった。 　鏡を見ると――――。 「まだそんなの実感わかねぇよ。つかそういう話題今…

天文部の少年がD型色覚の少女と出会ってブラックホールを顕微鏡で観察したり恋したりする短編です。 書きたいものを書きたいように書いて、第２回かぐやSFコンテスト（テーマは「未来の…

摩訶不思議な岩、万華岩の近くで喫茶店を開く“私”は、立入禁止の万華岩に無断侵入した大学生たちと出会う。既に彼らを襲っていた、途方も無い災難。混乱する彼らを前に、私は災難の源である…

栗須正宗(19、学生、母子家庭)の元にやってきたそいつは世界中に降り落ちたうちの一匹。正宗や仲間の真似をして、親しみさえ感じていた。ある日、そいつの仲間が原因不明の大量殺戮を巻き…

ある朝目覚めると僕が居た。 鏡も無い僕の部屋で、それでも僕と全く同じ形をした身体が、確かにそこにはあった。 ワクワクドキドキしねえよ、な『僕』との同居引きこもり生活の中で、ある…