「郷愁 カクヨムオンリー」を含む小説

『ノスタルジック・シンドローム』。 　それは、まるで白昼夢のように、自分以外の人が消えた世界に取り残される現象。 　そこは「記憶の中にあるような無いような世界」であり、どことも…

龍崎一平は今年二十五歳になる、私立大学職員である。大学の職員公募に応じて、大学職員になって三年になり、頭打ちで、仕事への熱意も下がり気味だ。そんな彼の前に、ピエロが現れて、チラシ…

小学生の頃、クラスメイトが行方不明になった。もしかしたら、彼女の声を最後に聞いたのは僕かもしれない。そうかもしれない声が大人になった今でも忘れられない。その「声」を思い出すから、…

ボクはかつて小さな島で暮らしていたのら猫だったんだ。のら猫のボクには昔はたくさんの名前があったんだよ。ボクの体は真っ白で、お尻の所に小さな黒くて丸い模様があるんだ。そしてボクの瞳…

　夕暮れの商店街の中を、一緒に帰宅する少年と少女。 　ふと、少年が横を見ると、喫茶店の中に、どこかで見たことあるような気がする老女と目が合った。 　カクヨムコンの短編部門にエン…

少年時代、一緒にごっこ遊びをした「ジュンちゃん」。 大人になってからは疎遠になり、やがて会わなくなった。 そんなジュンちゃんと故郷でばったり再会するが……。

月葉は親友の乃秋と喧嘩し、孤児院から脱走。長い逃避行を試みる中で、山の麓に家を見つける。その家に住む老人と会話を深める中で、お互いが何者かに捨てられ、そして、孤独の身であることを…

原稿用紙5枚。漢詩「涼州詞」を元にした作品です。

自主企画を色々と見ていて、郷愁というほどのものでもないのですが、駆られたので。 ほぼフィクション（幼少時の滞在だけ実話）だし街並みはさほどわからんのでかなりぼかして書いたけど、書…

最近地元に帰ってないなぁ、という方へ