「選定者」を含む小説

「喘ぎ過ぎです、陛下」 「そ、んなこと、言われてもっ、そ、そんなことされてっ、声が、抑えられるか……！　ひっ、」 （まだかる～く耳たぶを触ってるだけなのだけど……。オイルとか梵天…

選定者(せんていしゃ)と呼ばれるえらそうな存在は人間以外にはいない。 他の生き物は天敵を天敵としか認識していないかもしれないから。 優劣がある関係とはそういうこと。 人の上下なん…

「ローベル様、あなたとの婚約を破棄するわ」 「アニエスっ！　どうしたんだいいきなり！」 「もうあなたにはうんざりなのよ、私を裏切って浮気したでしょ！　そんなあなたと一緒にいられな…

宮廷医師である祖父の元で働くジャスミンは、土だけが入った鉢を常に持っていることで有名な変わり者だが、もっと変わっている点は、「人の頭頂部に、その人物の心理を反映した色の花が咲いて…

＊あらすじ＊ 横山羽里は派遣社員として働く傍ら、気ままにお一人様を満喫する三十路オタク喪女。 異世界に召喚された女子高生が聖女となり、イケメン騎士たちと魔王を封印する戦いに身を投…

なにやら思考実験をテーマに書いてみたくて書きました。 選んだ思考実験は「トロッコ問題」なのです。

反対はあれど世界のためには必須！ ということでダウングレードされた世界。 でも、やっぱり最新技術のことは忘れられない！！ ↓前回の投稿↓ 『デスゲームリレーの選定者たち』 …

デスゲームへの参加者を決める権限を得た主人公。 罪悪感に苛まれながらも参加者を募る。 でも、デスゲームが終わっても終わりじゃない？ ↓前回の投稿↓ 『眼球スナイパーライフル…

・用語説明 『王戦』 人類の歴史が節目を迎えるたびに行われる儀式。原初の争いを以って、十人の王から一人を選抜する。 『選定者』 王戦開催前に、十人の王を選出する役割を…

時は後漢末期、世は混迷を極めていた。楼桑村という小さな貧村で暮らす少年・劉玄徳は、悪党に身を落としながらも日夜日銭を稼ぐ毎日。そんな劉備は、ある日母親と村を人質に盗られてしまう。…