「美術室」を含む小説

　放課後の美術室。美術部員の僕はただ一人、キャンバスに向き合っていた。 　描くのは一匹の猫の絵。色んな角度から、既に何枚も猫の絵を描きあげている。 　猫の名前は「カリン」。少し前…

春、桜満開の入学式。 新しい自分になりたいと願う少女・水無月澪(みなづきれい)は、桜ヶ丘学園の門をくぐった。そこで運命的に出会ったのは、金色の髪と エメラルドグリーンの瞳を持つ天…

　美術部に所属する松本は、とにかく“妄想体質”。 　放課後、美術室に座っているだけで、 「もし不審者が来たら」「もし世界がゾンビになったら」「もし美術室が戦場になったら」── …

桜井春子は、隣のクラスの深瀬昇をストーキングしていた。なぜなら深瀬の周りでは不思議なことが起こるから。その謎を解明すべく、春子は今日も放課後の美術室を覗き見る。

長く片思いしていた親友に、彼氏ができてしまった。 自分の殻に閉じこもりきりで、友人もいない女子高生・風待莉亜。 彼女は、ただ一人の心の拠り所であった親友・日乃水姫に恋人ができて…

海辺の町にある県立青海高校。美術部に所属する内向的な高校2年生・水瀬蒼は、自分の気持ちを絵でしか表現できず、将来への不安を抱えていた。ある日、怪我をしたサッカー部のエース・海野陸…

小学校を卒業して憧れの中学生となる主人公、中島理玖は美術室の中でキラキラと顔を輝かせていた。 絵の具の、少しツンとした匂いが鼻をくすぐる。彫刻刀で削られた木屑が部屋の角に…

孤独な中等部一年生・雨宮紫乃は、美術室で光をまとうように美しい先輩、言林翠と出会う。 美術部に入った紫乃は、絵を通して翠と心を通わせていくうちに、ただの憧れではない想いが胸に広が…

　美術室から消えたりんごの模型。残されていたのは、子どものような丸文字の付箋だけだった。生徒会長・野々宮稔の軽いノリを筆頭に、後輩の神谷陸は”丸文字ルパン専任捜査官”に任命されて…

冷たい風が人々を襲うある冬の日、大倉羽衣は真鍋吟と出会った。次第に話をしていくうちに互いを知って行く。絵の具の匂いが染みついた美術室で時を過ごすうちに、この関係について考え始める…

特にキャラやシリーズの無い単発の短編小説です。大体5000字くらいの長さ。後味悪めのお話かも。 あらすじ：昔々、あるところに。主人公の「ぼく」は、自身の過去にあった“幽霊”の話…

地域に伝わる奇妙な伝承「迷い蛾」、止まられた者は別人になり変わるという。地元の古い伝承のはずが、通っている学校には「迷い蛾」にまつわる怪談が伝わっていた。 美術室に残っていた大…

『おもしろ同好会』は、退屈を嫌う無邪気な会長ユイを中心に、彼女の奔放な願いに振り回される仲間たちの青春を描いた物語です。ユイは、面白いことを追求するために新たな部活「おもしろ同好…

　キャッチコピーの通りです。美術室で会った2人の約束の果ては……。絵画が好きな方や、切ないものを求めている方はぜひ！ 　心配なので一応「性描写有り」のセルフレイティングを付けて…

　夏休みの校舎に侵入して、勝手に部活動をしている高校生美術部の透花（とうか）。しかし、誰も来るはずない教室に、謎の少年が現われた。少年は透花の弱みを握り『透花の秘密を守る代わり、…

深夜零時、嵐に包まれた旧講堂に、不気味な旋律が響きわたる。 譜面からは血の涙が滴り落ち、学内に伝わる“七不思議”が現実となって再現されていく。 理性と狂気の境界で揺らぐ、生徒たち…

入学当初、友だち作りの波に乗り損ねた俺、佐藤一（さとうはじめ）は、浮かれた話が一つも無いさみしい夏休みが終わり、二学期が始まってもクラスに友だちは一人もいなかった。 その日も、昼…

　ある町の中学校に転校してきた涼風晴海。そんな晴海のいつもつけているミサンガが切れてからというもの、おかしな日常は始まった。 　 　転校初日、晴海は二年五組で机に置かれた花瓶を見…

高校二年の海斗は、放課後の美術室で出会った同級生・ひかりに恋をした。しかし彼女は「強い感情で眠ると、その日の大切な記憶が一つ消える」という残酷な病を患っていた 。 嬉しいほど、…

「美術室で、動く肖像画を見てしまった者は必ず〇ぬ」という噂がある董正学園。ホラー漫画好きの新一年生・水川は、その噂が気に成り、美術部に入部する事を決意する。入部の為に美術室に行く…