埋もれた声明文~陰キャでぼっちな俺が、なぜか学校一の美少女に呼び出された~
シッポキャット
1 孤高の女
浮かれた話など一つも無かった高校一年生の夏休みが終わり、学校生活は二学期に突入していた。
人見知りで引っ込み思案な俺は、入学当初から友だち作りの波に乗り遅れた。中学時代はそれなりに
学生の
いつものように、ぼっち飯の
「うっ!」
ご飯
これが
すると脇の間からソロリと
無視を決め込み放置していると、後ろからまた箸の攻撃が始まった。早く紙を拾って中身を読めという事なのだろう。やれやれと思いながら、俺は振り向きもせず紙を拾い上げ、隠すように
【頼みたい事があるの。他の人に知られたくないから、あとで美術室に来て。あそこなら、多分昼休み中は誰もいないから】
俺が手紙を読んだ事を確認したのか、白川は席を立ち教室から出て行った。美術室へ向かったのだろう。
ひょっとして愛の告白? いやいや、思春期男子特有の都合のいい妄想に踊らされるような俺ではない。それに手紙の内容は頼みたい事であって、伝えたい事ではないのだから。
いじりの可能性も心の
廊下を歩きながら、俺は白川瞳の人物像を整理していた。美しい曲線を描く細身の
肌は
クラスではどのグループにも属さず、
学校では一番の美少女と噂され、男女を問わず、水面下で
長々と白川についての考察を思い浮かべてしまった。健全な思春期男子としては、気が付けば彼女を目で追ってしまうのが正直なところ。気持ち悪い男だとは思われたくないので、普段からあえて目を背けるように意識して過ごしていた。
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