「短篇小説」を含む小説

　日記を書こうと思ったのである。 　こう考えたのは、人生で何度かあった。 　それは、珍しい経験をしたと思い。忘れてその価値をなくしてしまいたくないと思った時。 　それは、同じ失敗…

１０秒ほどで読み終わる超ショート短篇集。（例外あり） ▶全てが異常、ありえない──【恐怖編】 ▶その行動、狂気しかない──【狂気編】 ▶クスッと笑える、非日常──【傑作編】 ▶聞…

乾燥厳禁の頭皿ケア、甲羅の微調整、そして八百屋のおっさんとの確執――。 音楽も聴けば恋もする、そんな河童の知られざる日常をクローズアップ現代。 ※この作品はブログ【泣きながら一…

物語って、“始まり”や“結末”より―― その前夜に、いちばん人間があらわれると思うんです。 眠れない夜。 明日、世界が変わると知っている夜。 今日だけは、まだ自分で居られる夜…

**――彼らの日常は、夢の断片** 本編『ガラス瓶の見る夢』の世界観をもとにした日常短編集です 登場人物たちが織りなす、 うさ瓶ランドのちょっと不思議なひと時 季節の出来事や…

――人の死の、不条理でブラックな物語。 一年のめぐりとともに現れる「死」と「生」の残響を描いた連作短編。 七月の屋上で死を望む少女、十月の路地裏で朽ちゆくカボチャ男、 十二月に…

ぬいぐるみのマンデーくんはオフィスでの販売の〝みほん〟にされてしまう。新品のぬいが次々に売れてゆくなか、マンデーくんは次第に見た目がくたびれてゆく。愛されたいと願うマンデーくんだ…

主人公は大切な人を残した遺族達。式の最中遺族の元へ「記憶葬儀屋」を名乗る男。柳沢が現れ、遺品の記憶を追憶する。

今は亡き彼女の録音テープが、徐々に形を変えていきます。

夏休み短篇小説大賞2025参加作品です。 テーマ「公衆電話」で参加します。

「夏休み短篇小説大賞2025」参加作 選択テーマ「エアコンが壊れた」

お題：エアコンが壊れた 下記の「夏休み短篇小説大賞2025」というイベントに参加しています！ https://kakuyomu.jp/user_events/1681879243…

何百年も前から続く村の伝統は、海神様に妙齢の者を花嫁という生贄として差しだすことだった。 わたしは同級生におされて花嫁として送りだされた。 花嫁の最期は語られていない。物騒なこと…

わたしの幼馴染は都会へ飛翔いてから、ただいちども故郷には舞い戻らなかった。 家族と連絡を取ることもなかった幼馴染は、真冬の蝶のように孤高で、果敢無くて、強かなひとだった。 「ほ…

アガテは犬が殺したというし近所のマイクロフツさんもそう言う。裏庭には何かがいる。母さんがくれたインフィニティというピンク薔薇が消えた。どろぼうするには惜しい成果だ。だって薔薇の季…

専門学校生・真色（まいろ）。日本電報電話局西日本支部・地域公共サービス課長・古野（ふるの）。 二人の主人公が体験した悪夢の記録──。 緒賀けゐすさん主催の自主企画に書き下ろし…

真夏の安アパート。壊れたエアコンから聞こえてきたのは、救済を説く「冷房の神様」だった。 電気代ゼロ、魂永久保証――その取引の果てに待つものは。 『夏休み短篇小説大賞202…

　僕の目の前で僕のアパートが燃えている。 　こんな事になったのは全て、エアコンが壊れたからだ。 　エアコンが壊れなかったら…こんなことにはならなかったのに。

六角形の部屋が無限に連なる「無限図書館」。 そこには、あらゆる文字列が組み合わされた無限の本が収められている。 作家の私は、まだ誰も書いていない物語を探しにここを訪れた――が、司…

「夏休み短篇小説大賞2025」参加作品 テーマ「線香花火」 線香花火とは一見異なるように見えますが、そんな無関係に等しい話題を私なりに線香花火と結び付けました。 かなり深く作…