「犬 せつない」を含む小説

(6900字の短編) 雪の降る日に出会い…雪の降る日に別れる。美しい彼女は…雪女でした。 小さな雪祭りの夜に出会った美雪は…白い着物を着ていました。彼女の吐く息で凍らせられた夢を…

(3800字の短編) 巨体の雪男は山のヌシ。今も山に生き…友のヤマ犬と日々すごす。が…ある大荒れの吹雪の時。寝床の(ほら穴)に。ゴー音にまじってかすかな人間の声がした。気になり外…

僕は咲野ポン太。 公園のベンチ下で今のご主人と出逢うことができた幸せなトイプードルだ。 これはだいーぶ昔のお話。 僕が幸せだっていうこと、ご主人に伝えたく神様にお祈りして書…

鈴木さんの家に生まれた子犬。だが、様子が何だかおかしい…。目の見えない一匹の犬の目線で描かれた一生のお話。 【主な登場人物】 ◆僕（クー）：目の見えない犬。後に、『クー』と…

　文明開化から数年。寂れた花街での物語。 　とある妓楼に明里という名の花魁がいた。ほっそりと華奢な身体と、繊細な美貌。そして今時の遊女には珍しい深い教養を持っていた。その明里の元…

ある日、空から星々が落ちてきた。それは人間たちを襲う怪物たちだった。それは少年にとっては待ちのぞんだ日々のはじまりだった。

高校生の女の子、廷上(ていじょう)　風花(ふうか)は、空を見るのが好きな1年生。自分の生まれてきた生い立ちが原因で、なんとなく毎日を過ごしていて、何事にも全く興味が無い少女。しか…