「文学女子」を含む小説

影の薄い僕はある日透明化した。 それは勉強中や授業中だったり、またデート中だったり、いつも突然だった。 原因が何なのか・・透明化できるのは僕だけなのか？　 そして、僕の姿が見え…

後藤葵はミニチュア作りが大好きな女子高生。 つらいときも、悲しいときも、ミニチュアを作っていれば、すべて忘れられる。 そんな葵のミニチュアが注目を集めて、人生が大きく動き出す。 …

文学部の地下書庫で、大正デモクラシーな女史が、わたしの前に立ちふさがった・・・

片山信一は愛媛県出身の三十一歳、大阪の大学を出て保険会社に就職したが、古くからの企業体質が根をおろしていることに嫌気をさし三月末で退職、アパートを引き払って三週間かけて徒歩で東京…

河野美和子は危機に瀕していた。土門一馬に恋焦がれて一年、見目麗しい美貌を備え、後は告白をする覚悟を持てればというところで、全ての男子の目を惹きかねない、明るくとっつきやすく可愛い…

こうぼうあべはホモである。よわい三十五というのに定職にも就かず日中ぶらぶらと町を彷徨っているあぶれ者である。いつもの公園に足を運んだこうぼうはひょんなことから家出少年と出会い、彼…

毎回のように学年順位1位2位になる二人。 そしてもう独り。 その少女は、メガネを外すと超美人。 それに気が付かない本人と周り。 最後のオチは……お楽しみに！

ちっちゃい頃から女の子みたいに可愛いわたし

念じると時を戻せる女子高生。 そんな特殊能力を持ちながらも、彼女はあまり幸せそうではありません。 ある日、この能力をテーマに小説を書こうと思い立ちます。 しかし、自分の作品に納得…

文学部を卒業。そして出版社の広告部に就職できたーっ！みんなから女子として見られているわたし。

女子みたいなわたし。出版社の広告部に就職して、広告部の先輩方も、わたしの女子みたいなところを認めてくれている。

　密かに小説家を目指し、東京の大学の文学部に入学した地味な文学女子の夏目朱美は、東京での一人暮らしの大学生活に不安を持ちながらも、趣味を共有できる場として文芸サークルに入会しよう…

希少な犬を手に入れた女性の話です。 改題しました。

サローヤンにウェブスター、トウェイン、オルコット、それからモルナール。 生きる喜びと悲しみを教えてくれた全ての作家達に敬意を表して、私達の日常を捧げます。 私達の日常が余りに…

高校生になった。自転車通学。高校まで歴史的な街並みを自転車で通っていく。

小島夏帆は遠藤遥香に恋をする。 特別な理由も事情も何もない。ただの一目惚れ。高校生のありふれた恋愛。 けれど二人は同じ性を授かっていて、その関係性が「友人」を超えることなんてあり…

灯花（ともか）が元カノの美桜（みさくら）のSNSを巡回して十年が経つ。女子高の王子様的存在の美桜には盾となる彼女が必要で、編入生の灯花は都合が良かった。灯花は本心を隠しながらそれ…

高校2年生の凛は、とあるきっかけで不登校になっていた。 ふと小学校に行くと、そこにはかつての親友の涼夏がいた。 5年ぶりに逢った2人はこの夏を共に過ごしていく。 涼夏の幻想がなす…

【あらすじ】 弘江が進学した高校では、「必ず部活に所属しなくてはならない」という規則が定められていた。中学生のときに帰宅部だった弘江は、消去法の末に美術部と文芸部に志望を絞る。 …

1000文字以下の短編小説。誰もが味わうあの苦い思い。主人公の『私』を中心に描く才能の世界は時に美しく、時に残忍。『この海の底まで』に続く、和田真央の完全新作。是非とも御一読くだ…