「少しホラー？」を含む小説

私が目覚めると、古びた階段の途中に佇んでいた。 手には、錆びたネジが一つ。 私の記憶がゆっくりと、紐解かれてゆく。それは遠い、罪の記録──。

鬼門にまつわる、実話が含まれたフィクション作品です。

両親を事故で亡くし、一人俺だけ生き残る。 クソみたいな叔父に引き取られ、たいした教育も受けられず、中卒と共にゴミのような人生を歩き始める。 そんな俺に転機が訪れた。 転機をもたら…

元々は、ほんわかした物語を綴るつもりだったのですが、私の頭が、私の体が、あるいは私の心が、そうさせてくださらないようで、全く異なる物語が出来上がりました。

魔法――現代においてフィクションの産物やおとぎ話とされるそれを研究する『裏』の学問、魔法考古学。 日本を代表する大企業、日野グループが運営する『聖応大学』に入学した化野 樹は美し…

ノラネコになりたいと思った私は、自由を望んでいた。 自由とは、存在するのだろうか。

誰にでも『少し不思議』な事は起こっている物です。 大抵の人は忘れている物ですが、覚えてしまっていたら、心に傷が残っているように感じているかもしれません。 『少し不思議』な話は、誰…

　橋本千尋(前世 安倍吉近)は、幼い頃から人でないモノが見えていた。 　彼の前世はかの有名な陰陽師である安倍晴明の側室六人目の子供だった。父が別の陰陽師からうけた呪いによって十八…

「フジミヤ」という肉に纏わる連作短編集です。 （番外編「芙二宮精肉店」はちょっとブロマンスっぽいです）

カジュアルに自殺したい男、就職活動が上手く行かない大学生、積読好きな人。 様々な人々が主人公の短いお話。

蔵書を読み返していると、ふとある生き物を見つけた「私」。孤独故にか「私」はそれを「飼う」

大学進学を早々に決めた女子高生、天城美典は最近奇妙な夢を見続けていた。 それは、自分が空を飛び、何かから逃げている夢。 そして、突然何かに撃ち落されるような夢。 所詮夢だと思い…

　怪談蒐集を生業とする「私」。 　この日も、奇妙な話を体験者に聞いているところでしたが……。 　【公式自主企画】怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語の応募作品です。

わたしが、実際小学生の頃、野外活動センターで、体験した話を題材に書きました。 　 　

問題です。 一番身近にあって、 自分のことを一番表現してくれるのに、 その実物を自分で見たことがない。 「それ」はなにか。 あなたが見ている「それ」は、 本当に自分のもの…

中学1年生の夏。 友達からとある心霊体験を聞いたわたしは、 地元で有名な心霊スポット「あの家」に行きました。 これはその時のお話です。

怖そうで怖くない少し怖い話。5 ※フィクションです。

【公式自主企画】怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語参加作品 怖かった。怖かったんです。 そんなことしたくなかったんです。でも状況が…流れが…役割が… なにより、好奇心が…私を…

こういう話はどこにでもありますよね。

家族四人で出かけた帰り道。夜の山道で兄が語った、少し不思議な話。