「古代中国 歴史ファンタジー」を含む小説

紀元前210年、秦の始皇帝が崩御した。 北方で長城を建設していた扶蘇（ふそ）皇子が受け取ったのは、自害せよという始皇帝からの勅命だった。 扶蘇は始皇帝の長子で、次期皇帝を目され…

神獣・月兎の加護のもとに成立した兎国では、これまでに女王の即位が一度もなかった。 女王太子となったルドカは、周囲からの圧力を感じつつも、初の女王即位を目指す。 ＊著者の気まぐれ…

【あらすじ】 王淑公国の公孫・簡家に使える徐云は、原伯国の虜囚となった父・簡公孫學文を心配する女主・明璇のために縦横家になることを決め、英邁な章弦君の食客の一人、高偉瀚の門を叩い…

尤大なる大地の下に生まれた一人の男子は歴史の波に翻弄されながらも、やがて大事を成し遂げるー 古代中国をベースにした貴種流離譚モノです。 この小説を通じて古代中国への興味をもってい…

　栄の国には女子は成人の証に歯を抜く風習があった。しかし都・楽安で育った史湘雲(ししょううん)は父の方針で歯を抜かないまま十九歳を迎え、気ままに書画を愛でて暮らしていた。その年、…