「叔母姪」を含む小説

結城芽衣は今年で30歳。 浮いた話も何もなく、湧いて出たのは高校生の姪とのルームシェアだった。 私だってまだ結婚を諦めていない。 拒否する芽衣に、姪の陽菜多も諦めない。 そんなふ…

不登校だった時も、アルバイト氷河期で面接受からなかった時も、酷いこと言った時に指摘してくれた時も、いつもありがとう。おばさん。 もう、妹である母は。 とっくにおばさんの享年を超え…

　私は三十才で、十才年上の姉がいる。姉は夫と死別していて、二十才（はたち）の一人娘がいる。 　姉は出張へ行くことになって、留守中、娘（私に取っては姪）の世話を私に頼んできた。四月…

帰り道、通り雨に降られてしまった美紅は、想い人である叔母の家へ雨宿りすることとなる。 最近は学校が忙しくなり、なかなか叔母との時間を作れずにいた美紅は、大胆な行動に踏み切って………

「何かあったら、いつでも連絡くださいね」 「何もないわよ、心配しないで」 「何か」が起きたのは、それから一年後のことだった。 他人になれないからこそ、生まれるひずみ。わけもなく…

事故で突然亡くなった兄夫婦の娘、虎美を引き取った龍子は、非正規雇用の立場ながら姪を立派に育てると、女で一つで自分たちを育ててくれた亡き母に誓う。 これまでは自分の時間や好きなこ…

お年玉を貰う方にも渡す方にも事情はあります。 ※monogatary.comでのお題「お年玉の行方」からの創作です。 ※他サイトとの重複投稿です。