おばさん

明鏡止水

第1話

おばさんとの思い出。


優しい人だったと思う。


息子二人のことを大切に思っていて、猫も大好きだった。


でも、若くして亡くなった。


五十代にも届かなかった。


優しい優しいおばさんの血を受け継ぐ息子が二人もいるのに、結婚やら彼女やら子供ができたという話は聞かない。


でも、それぞれ一人暮らしをしている。


立派なことだ。


今頃どう過ごしているだろう。


おばさんは癌で亡くなった。


急だった。


アニメと漫画が好きで、不登校だった私にも優しかった。


もしも、生き返ってくれたら、好きなことをして欲しい。


私と同じで、精神的に辛かった時期があったおばさんへ。


私と話してくれてありがとう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

おばさん 明鏡止水 @miuraharuma30

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ