「初恋失恋」を含む小説

　明香里の初めての恋が、叶う事無く空中分解。 　と、思っていたのに……。 　お姉ちゃんから貰ったバスソルトは、明香里に、ずいぶん前から大切なものが目の前にある事を教えてくれま…

　初恋の幼馴染との結婚式の日。彼は見た事も無い冷たく恐ろしい顔で私に告げた。 　血筋は良いのに面倒な後ろ盾がない、だからお前を買った。興味は無いから好きに暮らせばいい。 　後…

筆頭公爵家の娘である私が、母親は身分が低い王太子殿下の後ろ盾になるため、彼の婚約者になるのは自然な流れだった。 誰もが私が王太子妃になると信じて疑わなかった。 私も殿下と婚約して…

これは私の七年間の片思いの終着駅 「失恋ソングは歌えない」の続きのお話

初恋の人が結婚する――その知らせを受け取った十七歳の佐伯直人は、幼い頃からの記憶を辿り始める。三歳で出会った年上の少女・白石紗季は、いつも少し先を歩く存在だった。五歳、十歳、十三…

大好きな人がいました。 とてもとても大好きな人が。 その人とこれからも一緒にいられるものだと信じていました。 でもその恋は幻でした。 それに気付かせてくれたのはあ…

追加はもうないなと思ってたら、降って湧いた新作投下です。 舞台はお馴染みの西園寺メディカルセンター。 王道西園寺シリーズの最新です。時間逆行シリーズとは別物。 既存作品のキャラも…

「俺、彼女が出来たんだ」 耳を赤く染め、はにかみながら涼太はそう言った。 その日は茹だるほど暑い日で、エアコンの付いていない涼太の部屋は、ドアを開けた途端に熱風が体にまとわ…

彼がいなくなった冬。 衝動的に書いた返事を求めない六通の手紙。 初めて恋を知り、初めて痛みを知った少年が、雪の降る季節にひとり綴った想いと後悔。 友情と恋のあいだで揺れた日々…

一行で初恋、失恋、恋の成就などの話を書いていきます(一行怪談の恋愛話バージョン)。一話完結型です。 思い付いた時に書くので不定期更新です。

すき から うまれる、 すき の ようせい。 あなた の すき を、 やさしく みまもって いる。 みんな の なか にも、 いる かも しれない ね。 「好きの妖精ちゃん…

10歳の時に恋した彼を十年間想い続けている莉世。 初恋だったその恋は彼に出逢った瞬間に実らないと知った。 だって恋した彼は姉の恋人だったから。 大好きな姉が彼と幸せになるためなら…

　子供の頃、一目惚れした相手から素気無い態度で振られてしまったリエラは、異性に好意を寄せる自信を無くしてしまっていた。 　しかし貴族令嬢として十八歳は適齢期。 　いつまでも家でく…

ごく普通の女子高校生、茜。他人に興味を持てない彼女の初恋の相手は、アイドルでも俳優でもなく、たった一枚の抽象画だった。純粋な愛が、極限の憎悪へと反転する瞬間。激情に溺れた少女の青…

ずっと、憧れていた。 ずっと、優しくしてくれた。 ずっと……ずっと。 だけど、彼女が選んだのは兄貴だった。 　 『安藤さんと遠藤君』シリーズ。 登場人物の一人、永田君が主人公のサ…

涙が枯れたら僕を呼んでほしい。 運動は苦手、勉強はそこそこなごく普通の女子高生・塩谷なずな。そんな彼女の日課は、憧れのクラスメイト・世良くんを影から見つめること。見ているだ…

田舎育ちの中学1年生の男の子の、不思議な2度目の初恋の物語です。振り返れば、本当の初恋は小学2年の頃。そして、小学3年になりひょんなことから失恋。時は経ち、中学に上がり、初恋の人…

真夏の交差点で再会したのは、置き去りにした初恋。「幸せになってね」と願ったはずの言葉が、鎖となって胸を締めつける。

私こと岸谷梨那は、片想いをしていた。 相手は竜崎達弥。 平凡で、影の薄い冴えない男子。 線香花火のような、一夏の恋の話。 —— こちらはXで短編のお題の募集をし、頂いたものの…

色んな恋の話を短編集にしました。 1話完結となります。