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概要
甘くて苦い、初恋の物語
「俺、彼女が出来たんだ」
耳を赤く染め、はにかみながら涼太はそう言った。
その日は茹だるほど暑い日で、エアコンの付いていない涼太の部屋は、ドアを開けた途端に熱風が体にまとわりついた。
コンビニの袋からアイスを取り出して、口に入れたようとした時だった。
エアコンのスイッチを押しながら、涼太が報告してきたのは。
「……は?」
私は想定外の発言に、馬鹿みたいな言葉を漏らした。
次に思い浮かんだのは、冗談じゃない、という言葉だった。
ーー 私は、この5年間、涼太を好きだったっていうのに。
◇◇◇
涼太は、隣の家に住んでいる同級生の男の子だ。
親同士が仲が良くて、それがきっかけで仲良くなった。
出会った頃の私は髪が短くて、女っぽくなかった。だから、男友達みたいに気兼ねなく遊べたのが
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