「全十二話 短編」を含む小説

　高校二年生の樫井 悠羽（かしい ゆうは）はその日、同じクラスの生徒である藤宮 空澄（ふじみや あすみ）からある『お願い』をされる。 『君に、私の小説を書いてほしいの』――と。…

俺達はその日、怪しい王国に召喚された。 交差点で、信号待ちをしていた人間達。 目の前には、面識の無い十数人ほど。 「勇者となったのだから、我が王国のために死ぬ気で頑張れ」 だ…

いつも餌をくれる大好きなおばぁさん。 なかなか帰ってこないおばぁさんを心配して、野良猫ミケさんは、仲間と共に街へ飛び出します。 猫大好き欲望丸出しで書いた作品です。 優しく…

便利屋なんて不安定な事を何で始めてしまったのかと、何度となく思ってたきた。 でも今はこの環境が良かったと、この環境で良かったと思う。 「明日は何を食べさせようか」いつからかそんな…

【全十二話】本編を履修してなくても読めます！ ひとりの人間がいた。彼はペストに絆された。だがそれがなにかを変える前に、すべてが失われた。 ２０１０年、スイスで暮らすバロン・フ…

　千夜は無類のチョコレート好き十五歳。 初めての失恋を経験したばかり。 「チョコと同じくらい、誰かを好きになってみたい！」 　流星群の夜、少女の願いを聞き届けようとしたのは？…

曽屋駆（そやかける）は、漫画家になるために上京したものの、漫画家という職には就けず、職場を転々としていた。 その日も仕事を辞め、帰宅したばかりだった駆は、高校時代の友人、勇三か…