「戦後とは」を含む小説

背中は大火傷、痩せ細って小枝みたいになってる。でも、関係ない。だって私はあの子に会わないといけない。でも、なんか爆弾にしては被害区域広すぎない。もう7日風景がほとんど変わらないん…

2025年の現代に暮らすごく普通の高校生10人が、突如として時空の裂け目に飲み込まれ、1920年代の混沌と文化の爆発する時代と、激動の1940年代、第二次世界大戦の影に覆われた時…

戦後80年。父から聞いた元特攻隊員の叔父のお話です。埋もれさせてはいけないと思い書きました。

　那覇出身の浦崎は特攻隊員として鹿屋基地に配属されていた。無二の親友渡口はすでに飛び立って久しく、浦崎は戦友九重と出撃命令を待っていた。 　結局浦崎と九重は出撃することなく終戦を…

　レベルアップを目指して、私と相棒は島で戦闘を続ける。魔王軍を倒し、世界を救うことが、私たちの存在理由だった…… 　小説家になろう、アルファポリスにも投稿しました。 　小説家に…

『平和展２０２５』 ――実感も関心もない、平凡な都会っ子の備忘録。 ＊＊＊ 終戦八十年に寄せて。

戦後８０年。 多くのメディアなどで戦争体験者などから当時のことを拾い上げる。 幸いにして、今現在（2025.8.13）において日本は戦争をしていない平和な国家だ。 生前、祖…

太平洋戦争末期、東南アジアに出征した日本兵がいた。

分かっている人にとっては当たり前のことだと思いますが、数年前まで私は分かっていなかったので、敗戦80年を機に書くことにしました。 ページの区切り方は内容よりも文字数を優先していま…

時は昭和二十年、戦争が終わって数ヶ月のことである。××市というところに、ノンちゃんという女の子が住んでいた。

戦場で瀕死の兵士の前に現れたのは、毛むくじゃらで鬼の面をした巨人だった。 水筒と引き換えに「大事なもの」を差し出した兵士は生還するが、戦後、その取引の代償が静かに迫ってくる――。…

明治の日本、ひとつの果実が奇跡を起こした。 そして戦後のベルギー、ひとりの画家が「その味」に出会った。 鳥取で生まれた透明な梨、「二十世紀梨」。 それがなぜ、ルネ・マグリットの…

文中で書かれているものは私という個人の主張であり、他の方々の主張や政治的思想を批判するものではありません。 ですが文中で論拠と示している歴史的事実に関しては、私が今まで学んだこと…

あれから、それから、これから。

あらすじ 薄暗いオフィスで、構造解析ソフトと睨めっこする日々を送っていた主人公・海斗（カイト）。彼が心血を注いだ老朽トンネルの補修計画は、「コストが見合わない」「前例がない」とい…

小中学生の時、広島に住んでいました。 毎年8月6日は登校日で、平和学習をしていました。サイレンが鳴って、黙とうをして……それが、夏休みの当たり前でした。 思い出を振り返る、8月…

　戦争は末期だった。 科学の発展は地獄の門を開け、戦死者は以前の世界とは異なり、大量殺戮の完成とも言える地獄の総力戦を帝国と共和国は30年続けていたがとうとう帝国の情報戦の勝利で…

親父の兄さん（おじさん）が、太平洋戦争　サイパン島で亡くなった。 縁あって、親父は、ある時、おじさんが日中戦争に行った時の同じ部隊の先輩からもらった「その当時」や、「思い出」を書…

魔物が湧きだす地底にある魔界を封じる位置に建国された封魔国ファーレンハイト。 そこを治める指導者は魔物を凌駕する魔力・武力を主体とした防衛軍を率い、無限に湧き出す魔物を討伐しその…