「#掌編」を含む小説

ホラー掌編集による百物語。 それぞれに繋がりの薄いオムニバス形式なのでどれから読んでもオーケーです。今はまだ。 　軽い気持ちで読んでください。隙間からの視線が気になったらやめまし…

即興小説トレーニングで書いたグルメ小説。お題：絡み合う妖怪。拙作、神仙グルメのうち寅の兄ちゃんと辰の姉ちゃんが仲良く（）ご飯を食べているところを想定しました。

断片的な情景をもとに構成された短文集です。 前後の物語は描かれず、登場人物の関係や感情の輪郭は、読後に静かに浮かび上がるよう設計しています。

起床、空腹。 抗えぬ衝動に身悶えし冷蔵庫を漁るも食料なし。しかし鳴き止まぬ腹の虫は爆食にてあやすしかない。

手錠をしなければ眠れない中学生の「私」と、誰とも親しくなかった秀才の「彼女」。 宿泊学習の夜、たまたま同室になったふたりは、お互いのことを少しだけ話す。 一夜限りの共有。 それで…

過労死は義務となり、年金は廃止され、社会保障は子どもたちへと再配分された。 「死ぬまで働く」は“努力”ではなく“制度”になった。 これは、ある課長が静かに定年を迎えた、家族に祝福…

人間交差点「静寂の刻」 その刹那に、人は何を想うのか…… 一話完結の叙情詩や超掌編散文集でございます。お暇潰しにどうぞお立ち寄りくださいまし（笑） 投稿は不定期です。夜に書くか…

長い雨が降る夜である。 人里から離れた雑木林から、ぐおん、ぐおんと音がする。男が重機に乗り、土を掘っているのだ。 重機の傍には犬の死体が無数にあった。どれも形が歪で、どこかしら…

また一つ、波紋が広がっていく。…

とある寂れたホテルに宿泊している男女4人が次から次へと殺害される・・・犯人は一体誰？

2500文字以下のショートショート集です。風刺・どんでん返し・ユーモア・シュール・奇妙・皮肉…作風やブラック度は色々。 良く人が死んでて、オチがあります。世界観も現代・時代・ファ…

目覚ましを止める。 いつもと同じ時間、いつもと同じ朝。しかしどうにも体調がよくない。疲れだろうか。仕事を休みたいなと思うも熱が出ているわけでもない。行かねばならないだろう。朝食…

雨の日にしか姿を現せない、小さな水の精がいた。 あるカップルを見つめていた ただのいたずらのつもりだったのに——。

掌編＆短編集です

化け物は後悔する。化け物はこうべを垂れても許されない。化け物は謝ろうとも大切な人がいない。 そんな化け物の泣く姿を見る小さな話。

「俺さ、時間止められるんだ」 前島君が妙な事を言い出したので愛想笑いを浮かべたのだが、なにやら神妙な面持ち。え、マジで止めれるん？ 「ちょっとにわかには信じられないんだけど」…

ある喪失をきっかけに、狭い家の中で暮らすことになった「ぼく」。 それは罰なのか、それともただの贖罪なのか。 抱けなかった、守れなかった、救えなかった。 いなくなってしまった「あの…

５分で読めるエッセイ集。（各話読み切りです。） 樅木霊（もみのき れい）の随筆文。心にゆとりを持って、毎日を見つめれば些細な彩りが見えてくる。 少し不満で、少し退屈。生きづらく…