「恋愛 掌編」を含む小説

　第三王子の兄ふたりが突然、王位継承権を放棄したために国王になることになった第三王子。彼は結婚相手である聖女と会って、玉座の間で二人きりになって話す。 　第三王子は聖女に好意を…

ホノカがSNSに上げていた楽曲をきっかけに届く、ユウからのダイレクト・メッセージ。主に楽曲の話を二人は遣り取りするようになる。 ホノカが大学を卒業して社会人になった頃、ホノカは…

暗闇に長く留まっている主人公。この世界では空腹、眠気、性欲などを一切感じない。暑さ寒さも感じず、ただ無音。……光だってない。ただずっと、終わりを待つのみだった。 そんな世界にいる…

短くても物語。2分で読める⎯⎯ミステリ。

　好きな人を聞かれたときはいつも、瀬崎くんと答えるようにしてきた。 　そんなある日、私は瀬崎くんに、好意を尋ねられてしまった。

Xで投稿しているSSのうち、恋愛要素や夫婦要素の入っているものをまとめました。 NLと捉えるか、BLと捉えるか、GLと捉えるか、はあなた次第です。 ＊性的な表現は含みません。

とある多元宇宙論を採用している世界観の無数にある地獄の中の色々あったらしく地獄の機能をやや放棄してあなたがイメージする魔界のモンスターが愉快に享楽的にハッピー元気に暮らす魔界があ…

一話3000字以下です。それぞれ単品の話で独立しているので、好きなところから読んでください！ (メリバは4話と5話になります

シェアハウスで同居する保育士の僕と夜職の美里さんは、顔を合わせることのない日々を送っている。 けれど、冷蔵庫に残されたお弁当と一言の付箋だけが、僕たちをゆるやかにつないでいた。 …

君はその言葉を置いていった。キッチンに残された僕は、ひとり考える。切ないけれど、柔らかいエンディングです。 （３分で読めるショートショート） お題『冷蔵庫』で書きました。 …

私は今日もこのチャイムを鳴らす。

僕には彼女がいる。 性格が良くて、そのうえすごい美人な彼女。 僕は彼女を愛している。 でも彼女は、僕に何か隠し事をしている気がする。 彼女は僕を、どう思っているのだろう？ そこに…

望むからこそ、人は満たされない。 「次、いつ会える？」 紗枝の言葉に「来週かな」とだけ添えて、一人電車に乗った。彼女はこの後、スーパーによって食材を買い、家族の食事を用意して…

「今度の休み、服買いに行こうよ」 休み時間。その言葉を聞いて彼女への興味が失われた。 相手が我を出してきたら終わり。それが俺の見極めである。

　休日、近所の酒屋にビールを買いに行く。 「いらっしゃい」 　出迎えてくれたのは63歳の熟女である。店主は店の奥に引っ込みしきりにパソコンを叩いているだけで、接客はいつもこの…

　高校生の物部天音(もののべ あまね)は、クラスメイトの宿儺伊織(すくな いおり)とふたりでバス停で雨宿りしている。 　いつも無邪気で明るく、前向きで裏表のない伊織。そんな彼女を…

どこかの誰かの身に起こりそうで起こらない初恋の話です。

「好き」も「嫌い」も「苦い」も「甘い」も、人が変われば、想いが変わる。 あなたの中の全ての感情を肯定できるのは、たったひとり、自分だけだと思いませんか――。 ただ感情に真っ直…