「#消えたい #青春」を含む小説

突然世界から希望が消えた。 世界中で人間は何もやる気がなくなり、なんかGDPとか幸福指数とかが下がって最終的に世界は滅亡するらしい。 わたしも何もやる気が起きないので、家でお菓…

――生きたいように生きられない人生なんて、早く終わればいい。どれほど淋しい青春だろう。色々なものが消化不良になっていく。自分の人生のパレットから好きな色が一色ずつ消えていく。残っ…

「ねえ佐伯さん、消しゴム貸して」 隣の席の国見君は、いつも消しゴムを持って来ない。 授業中、先生が背中を向けたタイミングを見計らって、毎回私に小声で話しかけてくる。 「……また？…

　一世を風靡した走り屋集団【情熱乃風】が活動をはじめて、四年目となる二〇〇七年。 　リーダーが二代目となり、情熱乃風は質より量の集団に方針が変わっていた。地元では、少数精鋭時代…

俺は潟梨翔平（かたなししょうへい）大学生。 毎日無気力に生きて、年の瀬のバイト帰り、除夜の鐘をたまたま撞くことになるが、その時に何かが体から解脱する感覚を得る。 特に意識もせずに…

三年間の想いは彼の行いにて儚く消えゆく……。 ♡★♡★♡ 《小説家になろう・カクヨム・ノベルアッププラスにて掲載》

僕――和泉雨(いずみあめ)は、一目惚れをした。 君の名前は天使晴(あまつかはる)と言った。 綺麗な声をしていた。 ……でも、もし人の長所が消えてしまったとしたら。 その存在を…

雪は降り積もり、やがて溶けてゆく。 それでも消えぬものがある。――白銀に刻まれた、二人の軌跡。 年の瀬の群馬県のとあるスキー場。幼い日々を共にした一つ年上の幼馴染と過ごすひと時…

私立清萩学園高校。 どこにでもある、ごく普通の共学校――のはずだった。 そこに通う二人の少女。 ひとりは草野イ兎。図書館に入り浸り、ひっそりと文学書を読みふける内気な少女。 も…

ぼんやりと描いていた夢はその輪郭を確立する前に消えてしまった――。 長編現代ドラマ『アンダードッグ、ファイティングドッグ』（完結済み）の番外編のようなものです。 主人公、惣次…

高校生活には、いつも小さな事件が潜んでいる。 気づかないふりをすれば、何も起きなかったことになる。 だけど、それでは誰かが泣いたままだ。 教室の片隅、放課後の校舎、誰かが消えたグ…

「僕、つかれてるんです」 男子高校生、成瀬雪は今は亡き幼馴染への想いを捨てきれずに、校舎の屋上から飛び降り自殺を図ろうとした。しかしひょんなことから女子高生の悪霊、立花春香に取…

「また明日」――その一言さえ、消えてしまうかもしれない。 歌を綴る彼女が抱いたのは、恋をすればするほど記憶が薄れていく奇病。 それでも、君の名前を歌うために。 図書室から始まる、…

密かに書いている誰にも見せられない秘密の妄想ノートには、夢とロマンが詰まった壮大なファンタジーと欲望まるだしの過激な内容が書いてある。 ある日、家の中でノートが消えた。 家族…

突然、時計の針が止まった私たち。 もう一度だけ、手紙を託したい。 恋人へ、消えゆく永遠の「誓い」。 家族へ、奇跡の日々への「感謝」。 友へ、眩しい青春の「約束」。 透明な者たちが…

【12/25に2巻発売！オーバーラップ文庫から1巻が大好評発売中！】 高校生になった天崎凛久は登校初日、見覚えのない美少女に声を掛けられる。 見違えるほど綺麗になった彼女は、凛…

夜の梅田、クラブの灯り。 紫煙と香水に包まれた、彼女の微笑み。 疾走するバイクの先に、何を残したのか。

高校生ユウは、退屈な日常を過ごしていた。しかしある夏の日、彼は海辺で、水底の王国から来た水の精霊・アオイと出会う。 人間に触れると消えてしまうという、悲しい掟を持つアオイ。二人は…

　人生には、すべてを明らかにしないほうがよい真実がある。そして時には、その曖昧さによって、逆に救われ、守られるものも多い―。 　『annual event』は、愛と「曖昧さの中に…

九月、街から学生の姿が消えた日々。 西条京子(さいじょう　きょうこ)は一人静かな部屋でコーヒーを飲みながら、偶然耳にした四人の少女たちの会話に心を奪われる。重病で療養中の「双葉…