「それが私の」を含む小説

　なんか自分で書く作品のテイストってどこか似てるんだよなーと漠然と感じていたものの正体がなんであったかが分かりました。というお話。 　すなわち、それが私の創作術のひとつでした。

　ある日、偶然立ち寄った神社で白藤月久が出会ったのは魔法使いの少女、織間燐火だった。 　月久は物語に出てくるような魔法使い然とした燐火の姿に憧れすら抱いたのだが、学校での彼女はど…

妹の友達に恋をした――それは許されない「百合」の始まりだった。 高校三年、受験に追われる日々の中で芽生えたのは、背徳愛とも呼べる禁断の感情。 涙を浮かべる彼女に「合格したら一番望…

私、門若友歌（かどわか・ゆうか）はある日、よくわからないおじさん2人に攫われちゃいました！(笑えない！) 縛られて身代金誘拐で、2人の根城に連れ込まれたんだけど、そこの扉を開けた…

80年間、冷たい自己否定という鎖に繋がれていた私。その恐怖を断ち切るため、肉体再構成技術で完璧な顔を手に入れるが、それは私を隠す**「冷たい檻」**でしかなかった。 そんな中、…

十月一日――眼鏡の日。 背の高い妹・百葉と、小柄な姉・柚葉。 双子なのに背丈も雰囲気もまるで違う二人は、同じレンズを通して世界を見つめていた。 鏡に映る凸凹の姿。 ぼやけた視界…

〜あらすじ〜 私はフィリーネ。 迷宮都市ラザニアで冒険者やってる美少女エルフよ。 弓と双剣と風魔法の使い手なの。 でも里がいま少子化問題が深刻で...出稼ぎと、だ、旦那探しも…

魔物を封印する。それが私の務め――漁師たちの船を襲うその存在は、巨大な蛸とも烏賊とも海月とも言われるが、誰も真実を知らない。 神社の神職・高梨紗花は、地域の守護神から怪物を封じ…

緊張がほどけるあと、何が残るのでしょう

学園でただ一人、私の目を奪った存在――マリエッテ・ファン・ラーフェンスメール様。 胡桃色の髪に、灰色の瞳。冷たさと優しさを同時に秘めたその姿は、私の憧れであり、誰にも言えない恋心…

「ダルネスイズム」って、知ってる？ 私の生き方。要するに、何もしないこと。 シュールで、クスッと笑えちゃう日常がそこにあるんだ。 この潔さに、もし惹かれるなら、どうぞ。 自分軸と…

この手紙は大変身勝手なものだから読まないように。 誰にも読まれない手記をなぜ残すのか。それは私の狭量に他ならない。秘密を残したまま墓に入ると思うと、胸が張り裂けそうになるのだ。…

国一の錬金術師アリエルは、私の師匠であり親代わり。 そんな師匠が、突然国の金を横領して総司令官と駆け落ちした――そんな噂に巻き込まれた一番弟子のミレイユ。 絶対に信じられない。…

黒髪ロングの大和美人。几帳面、読書家、毒舌、感情が薄いくせに執念深くて陰湿で、抱かせるイメージは冷えきった氷。 そして──、あらゆる面で秀才でありながら、絶対に頂点には立てない女…

大好きだから、大好きからこそ、あなたへの愛は重たくなってしまう。でも、それが私にとっては普通なの。 恋人がいる全てのメンヘラへ。

私は誰からも愛されていない。 でも、それは私のせいだった。 「何か言い残すことは？」 人気者をいじめた私に下った罰は、皇太子からの斬首。 だから、もう1度やり直…

この勇者、問題しかない。

好きな人の隣に立てるのなら、 それが仮の結婚でも構わなかった。 彼にはすでに心を寄せる人がいた。 その人は、既婚者――私ではない誰か。 形式だけの結婚。 それでも私は、彼の…

　遥かな太古の時代。 　高度な魔導文明を誇り世の栄華を極めた王朝が存在していたと言われている。 　大陸を統べる彼の国の名はルクセンドリア。 　人の世の歴史の中で最も神々に近…

苦労して京都の実学院大学に合格。 入学当初はここでたくさん勉強すれば全てが手に入るかのようにすら思っていた。 ところが、ある"事件"をきっかけに思いがけず大学を離れ、京都からも出…