「翻案」を含む小説

ギリシア神話のエピソードを新翻案。 以前にラ研企画に投稿した短編です。 マグネットにも同作品を投稿しています。

　劉貫詞は、偶然出会った人物から託された手紙を届けるために離れていた故郷へと戻ることとなった。 　ただ、その人物とは――龍であった。 　中国唐代に記された書物、『続玄怪録』より…

原作　ヴィクトル・ユーゴー　「レ・ミゼラブル」 翻訳　豊島 与志雄 翻案　只野　夢窮 レ・ミゼラブルの翻案小説です。 登場人物たちは、彼らの無情なる世界をどうとらえていたのか。 …

陰（0）と陽（1）の二値論理で記述された世界『世界樹』で、 陰陽師は式（Code）を組み、世界に命令する。 それが『魔術(Programing)』であり、魔術によって世界は『魔法…

1972年の札幌オリンピックも「今は昔」。極東ソ連軍が北海道・猿払の海岸から上陸し、戦端は開かれた。 「インドシナ動乱」で特殊作戦に従事した上良大尉は、北の果てで「王国」を築こう…

とうに婚期を逸した権大納言家の二の姫 結子。ただひっそりと家族の影で暮らす彼女の心の中には未だ、八年前、まわりからの反対によって手放し、失った想いが後悔と共にくすぶり続けたままだ…

ホラーの現代翻案連作短編。まずは古典的な吸血鬼譚を現代に舞台を移してみました。そうなれば、色々な人の役回りも変わるというものです。

山で独り暮らす若者日生（にっせい）は、ある日、虹色に輝く衣を偶然見つけ……。 「羽衣天女」伝説の翻案です。 ＊劇中の歌詞は全て中国歌謡「在那遥遠的地方」の意訳です。 ＊他サイト…

言わずと知れた名作、羅貫中の「三国志演義」 原文に沿った翻案物語です。