「口ばっかり」を含む小説

おくすりのめたね要素は皆無

　この世には、特定の者にしか視認することが出来ない怪物がいた。その怪物と密かに対峙し、陰ながら人々を守っている組織が存在している。 　怪物を見ることが出来る高校生の御柴淳希。彼は…

私は、王家の第三王女として、名ばかりの「公務」に辟易していた。母である女王も、姉である第一王女も、都合よく体調を崩しては、面倒な仕事を私に押し付けてくる。心身ともに疲弊しきった私…

　王国の舞踏会で、公爵令嬢リゼットは婚約者の王子から突如、罪を宣告され追放された。しかし、その断罪劇には不可解な点が多すぎた。不自然なタイミングで病に倒れた国王、急に王子を篭絡し…

宿題のプリントを机の中に入れたまま帰宅してしまった森谷覚は夜の学校へ忘れものを取りに行く。 覚の通う学校は昔墓地だったらしく、幽霊の目撃談が絶えない。 学校に着くと、昇降口で先輩…

幼い頃、火事で父の腕を失った切谷益男。家族は崩壊し、彼は孤独と貧困の中で生きる術を探す。 ある冬の夜、空き巣に入った豪邸で見つけたのは「呪術の手」と刻まれた黒檀の箱。 中には、…

京の夜、もう一つの沖田がいる。 病床の天才・沖田総司の背後に、ひょうひょうと笑う双子の弟・沖田静。 「私」の剣は風を切り、「俺」の槍は雷を呼ぶ。二人が並べば、敵は影の数を数え損ね…

このあたりの時代背景が好きで、 女性の独立、社会進出、そして男女間の自由恋愛など、 とても面白く特異な社会だったと思っています。 また恋愛に至っては、 スマホも携帯もなければ…

市内でもその名轟かすほどの美少女、水無口無々。しかし、彼女を有名人たらしめるのは美少女という点ではない。彼女の真骨頂は、完全無欠の冷徹女と言わしめる「塩辛対応」キャラだった。

雨で部活が中止になった放課後。 図書室、昇降口、傘の下。 交わるのは、三人それぞれの「好きな人」。 ただ黙ってそばにいるだけなのに──どうしてこんなにも苦しくて、甘いんだろう。 …

　ここは人間の王が治める大国。グランフィリア王国。 　獣人、エルフ、ドワーフ、多くの種族が遥か昔より暮らすこの土地だが、幾つもの苦難を乗り越えたグランフィリア王国は、最盛期を向か…

――俺はどこにもいない異常な高校生。 そううそぶく室星九郎の周りでは世にも奇妙な怪奇現象が日常茶飯事。その原因は彼の周りに集まるバケモノ達。実は彼には生まれ付きバケモノが見えるし…

旅行帰りの車内。 楽しい思い出を語り合いながら高速道路を走っていた二人は、ふと都市伝説の名を口にする――“ターボババア”。 それは笑い話では終わらなかった。 窓を叩く音、外に並…

私には一つ悩みがある。 それは同じ貴族学校に通う公爵令息のリヒャルト様にいつも癖毛とそばかすを弄られていることだ。 リヒャルト様は蕩けるような甘いルックスの持ち主で、女生徒から絶…

「学園にいる間は、君と距離をおこうと思う」 　待ちに待った定例茶会のその席で、私の大好きな婚約者は唐突にその言葉を口にした。 「え……あの、どうし……て？」 　あまりの衝撃…

　勇者パイタロウ率いるのは、個性とおっぱいが炸裂する最強の仲間たち！ 　おだやかで慈愛に満ちた爆乳僧侶ミルク、知恵と美を兼ね備えた巨乳魔法使いマローネ、熱血で明るい超乳拳聖グラマ…

田舎から上京し、学費も生活費も自力で賄う大学生・尾崎傑〈すぐる〉。 昼は講義、夜はファミレスの夜勤。——そんな「どこにでもある」日常に、必ず現れるサングラスの女。 傑いわく“グラ…

冬霞という地方都市に住む青年「霧野 帰結」は引きこもりだった。 人間への無根拠の恐怖、そして人と対面した時の頭痛と悩まされていたのである。 そんな彼は日課の夜のランニングの最中、…

体育中に倒れた僕は、学校一の美人保健教員、目音芽根先生の元へ行った。白衣の天使と噂の先生は、僕にだけ口が悪く、突然キスをし、服を脱がせてきた。彼女は僕の棒を口に加えーーー

名言集が趣味のサラリーマン・佐藤健太(30)は、トラックに轢かれて異世界転生。 辺境の村の青年ケントとして目覚めた彼は、村を襲う盗賊団に遭遇する。 恐怖に震えながらも咄嗟に口から…