「文芸(？)」を含む小説

　県立小原（おはら）高校サッカー部の二年生、近守明人（ちかもり　あきと）は、幼なじみの所桃香（ところ　ももか）や兄の正（ただし）、正の同級生である見先直（みさき　なお）らとともに…

帰り路の塔。世界に突如現れたそこは魔法具と刻印の技術が生活を支えるその世界。 魔法鍛冶師《マギアスミス》の青年ヨアヒムは、かつての師の工房へと帰還する。 そこで彼を待っていたの…

陰キャで読書好きの主人公。 そんな主人公に付きまとってくるのが、主人公が一番嫌いなタイプである陽キャでバカ女の西谷春夏(にしたに はるか)である。 しかし、ある日のこと。 二人は…

〈灰色の心〉を抱えた高校生・ユズキは、文芸部の部室で偶然見つけた古文書を開く。 それは、中世フランスの女性作家クリスティーヌ・ド・ピザンが、火刑に処された少女ジャンヌ・ダルクの真…

　とある場所に小説を書いている二十歳の青年がいた。彼はもともと読み専で誰かの作品を読むことが大好きで、ある日から自分も小説を書こうと決めた。 　彼がぞくしていたSNSのコミュニテ…

＼完結／ 九条凛子は、静かに、淡々と日々をこなしていた。 けれど、春の朝──会議室に遅れて現れた高梨菜月は、 そのまなざしひとつで、凛子の平穏を少しずつ崩していく。 無防備…

愛を失った、一人の人間の話。

　社会科の担当教師と密かに交際している高校2年生の【山科　小夜子《やましなさよこ》（ヨル）】はある日、後輩の【豊田　真昼《とよた　まひる》】から、廃墟となったラブホテルでの動画撮…

僕は海が好きだ。 だから休日はこうやって海を眺めに来ることが多いんだ。 ただ、今日はちょっと不思議なことが起きてしまって・・・・。 人の言葉をしゃべる猫と出会ったって言った…

　主人公――萩籐聯とヒロイン――露峰クレア。 　二人は文芸部員。 　ある日、二人は部室で、本棚の上にある段ボール箱の中身を見る。そこには大量のA4用紙に印刷された小説が入ってい…

短歌にしたらサバ缶も銀河になるらしい。 既読スルーも民主主義も、わたしの小宇宙の一部です。

　地球時間、紀元前10,765年。ア・ヌンナックⅡ号は、銀河系の辺境、太陽系への探査任務のさなか、未曾有の危機に直面していた。直径20キロ、長さ50キロ、総質量31.1兆トンのこ…

――世界魔法 それは世界と繋がることで、あらゆる願いも現実化する便利な代物。 しかし発動に具体性が欠けた場合は“失敗”する危険も孕んでいた。 そんな魔法を教え授ける大学街ルパ…

書けなかった、物語を。 小さな文芸部で出会ったのは、書けない自分と、それでも書きたい仲間たち――そして、AIパートナー「XM3」だった。 読むことから、作ることへ。 「共に創…

高校に入学してすぐ、主人公は自分のクラスにいる異質な少女と出会う。平気で人を傷つけるような失言を吐き、空気も読めず、入学式でも勝手にどこかへ行ってしまって学校の中へ探検に行くよう…

　人生における一期一会の出逢いと別れを特集する短編集。 人生の一時期や一生に一度の機会に於ける巡り合いや別れ合い。 忘れ得ぬ記憶の中から鮮明に蘇えるあの人この人、あの一コマこの…

作品を書いたり、見せ合ったりする部活動に憧れたとーふが始めた企画 何か商品が出るとかはありません。 本が出るとかもありません。 ただ、書いて、ただ見せ合って、感想言い合ったりで…

「ペリカンって知ってる？」 文芸部の彼女は唐突にそんな事を言い出した。 僕は呆れながらも、彼女のそんな不思議なところに惹かれていた。 妖艶でミステリアスな彼女は僕に、鳩を食べ…

── あの日、現実に疲れはてたあたしは、 酔っぱらって眠りについた、はずだった。 目を開けたら、知らない世界。 作り物みたいな舞台。 でも、この世界は、あたしに都合がいいことば…

うちの猫との日常エッセイです。 カクヨム文芸部公式自主企画「猫好きに刺さる小説・エッセイ」に参加するにあたって、毎日なんかかんかある、猫との共同生活のあれやこれを残しておくのもい…