概要
小説を書くのに疲れた人、刮目せよ
とある場所に小説を書いている二十歳の青年がいた。彼はもともと読み専で誰かの作品を読むことが大好きで、ある日から自分も小説を書こうと決めた。
彼がぞくしていたSNSのコミュニティには彼と同じ日に投稿した仲間がいた。
しかし、日を重ねる毎に自分と彼らと作品の評価に差が出来ていた。それに打ちのめされながらも自分には才能があると言ってpvやポイントに固執してひたすらに書き続ける。しかし、とある日を境に彼が溜めていたものが溢れてしまう。
彼がぞくしていたSNSのコミュニティには彼と同じ日に投稿した仲間がいた。
しかし、日を重ねる毎に自分と彼らと作品の評価に差が出来ていた。それに打ちのめされながらも自分には才能があると言ってpvやポイントに固執してひたすらに書き続ける。しかし、とある日を境に彼が溜めていたものが溢れてしまう。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!拝啓 ねこラシさま
『拝啓』の用法が間違っていますが、語感が好きなのでそのまま使用しました。
ご容赦ください。
作者様自身はこれを『私小説』と位置づけられていて、中身は『どんどん大成(売れて)していく小説仲間たち』、対して、書けども書けども、一向にPVすら伸びない『俺』。
筆を折ることはしませんでしたが、私も何ヶ月もの間、カクヨムを離れることが何度もありました。『俺』よりはるかに、短い周期で。
本作の白眉とも言える点は、作者様が『俺』について一切のごまかしをせず、自分の弱さ、逃避、妬み、そして絶望の激しさなどを克明に記している点です。
そしてそれは、私にも確かにあった、あるいは、今もあるかもしれない、飼…続きを読む