「宗教ではございません」を含む小説

　妹は配信をやっている。家族に隠してるつもりみたいだけど、家のネットワークを秘密裏に管理している僕からすればそんなの筒抜けだ。それで、僕は妹が心配だったから、ついついその配信を見…

　岩上智春《がんじょうともはる》は長生きしたい。それは元カノの一人に、『神秘的なものへのなんとなく信仰』を完全否定された事に端を発する。当時は彼も彼女も幼くて、未熟な思春期であっ…

遠くて近い、荒れ果てた未来。 日本という国は労働が宗教で経済が神様で、そこを牛耳る司祭は派遣会社。 そんな世知辛くも人情味あふれるディストピアの様子を描いたSF小説です。 長編…

現代日本で、フィギュアやぬいぐるみを愛でながら「食べちゃいたい…」と歪んだモンスター愛を拗らせていた私、佐藤玲奈。 気づけば、銀髪紫眼の少女エルナとして異世界アルテミアに転生して…

散らばった衛星は、世界の断片を記録していた。 そのすべてが繋がったとき、"ある一人の記憶"が再生される。 AI、環境崩壊、宗教、記憶、観察―― 15の衛星が語るのは、人類の未来か…

　船橋悠斗《ふなばしゆうと》は二年前、配信アプリである大学生の女の子と知り合った。彼女の名前は『皐月葉空《さつきばくう》』。彼にとって彼女は特別で、『こんな人には出会った事がない…

南シナ海に位置する架空の国、メイホリア共和国を舞台にした、宗教対立、分断、米ソ冷戦を背景にしたイデオロギー対立、そして、戦争を描きます。ドクチョイ大統領による独裁政権の終焉が、メ…

『国という概念』が『懐かしいもの』として語られるようになった近未来。人々は科学技術の恩恵により、持続可能で平和かつ文化的な生活を送っていた。 『貧困』や『飢餓』は無く、『全ての者…

　2025年4月1日、宗教法人『物打題法《ぶつだだいほう》』が創立100周年を迎えた。同集団の代表、『会長』と呼ばれる『焼畑代創《やきはただいそう》』はこの日、式典にて信者を前に…

瞠目桂《どうもくかつら》は探究者である。彼は言語を研究し、探究する日々を送っている。新興宗教『作値問下』の代表、『受事触真』に共鳴した彼は、自身の役割は『言語の救済』であると考え…

化学技術万能主義の時代、人々は宗教に何を求めるか？この物語は、宗教的イデオロギーにより、人が狂い、壊れる様を描く。

ナゴミ国のイムラは敬虔なムスビ教徒であった。彼はある日、神殿の清掃中に外国人観光客の落書きを見つける。信心深い彼は仲間と共に声を上げるが、次第に彼の予想を上回る事態へと問題が拡大…

　2025年4月1日、某所にて。新興宗教『作値問下《なすあうとうもと》*』の代表、『受事触真《うけることさわるまこと》』と私は昼食を共にする事にした。 『作値問下《なすあうとう…

南州地方に住む龍蔵は少数派の仏教徒であった。彼には詠一郎と正斉という多数派のキリスト教徒の友人がいたが、彼らの間には、埋める事の出来ない溝ができる。そして遂に…。

差別と貧困の中で生まれ育ったヒンロ。何もかも恵まれた環境で生まれ育ったトミリ。全く正反対の立場に生きる二人の男達は、やがて同じ戦場で銃口を向け合い対峙する。壮絶な戦いと運命の先に…

殺人は重大犯罪です。 絶対やめましょう。 （この話は、あくまでフェクションであり特定の宗教などがモデルではありません）

あらすじ ７月３日、神瀬探偵事務所に新たな報せが届く。４人目の【予言者】が発生した——。神瀬凛と寺坂新は神輿谷大学へと急行するが、その道中、突如として神瀬の脳裏に鮮明な光景が浮か…

警察として働く主人公。過去のトラウマを機に、辞職しようとするが、一件の事件を皮切りに、大きく事態が動き出す。後輩の鎌谷を連れ、通報した蜂谷家に向かう主人公、この町に潜む誘拐事件の…

　迷惑なおぢさんが女の子になってきゅるーんきゃるーんってする話です。多分ね。なんかあらすじ書いた様に記憶しているのに初投稿から13日くらい経った今それが空っぽな事に気づきました。…

オールドタイプ魔法少女モノ。 〈あらすじ〉公募用、順次更新 　偶然にも怪異事件に巻き込まれた主人公、男子学生の魚骨ササルは、「燃えるウグイス」と、通りすがりのヒロイン、中二ヶ原…