透明な戦争

第0幕 オリエンテーション

『国という概念』が『懐かしいもの』として語られるようになった近未来。人々は科学技術の恩恵により、持続可能で平和かつ文化的な生活を送っていた。

『貧困』や『飢餓』は無く、『全ての者』に『健康』と『福祉』が保証されている。

『質の高い教育』を皆が受け、『ジェンダー平等』は成されているし、『世界中』に『安全な上下水道』が整備されている。

『エネルギー』は万人が安価に手に出来る『クリーン』なものと化し、『産業基盤』は盤石であり、『技術革新』がそこここで起き続けている。

『全人類は平等』であり、街は『末長く居住可能』。

『皆が生産と消費の責任』を理解し実践、『気候変動』を抑え『環境を改善』する為の具体策が地球全土で今日も発案、実行されている。

『海や陸の豊かさ』は守られ、『平和と公正』が全ての人に齎されている。

『歴史上初めて全人類が手を取り合っている』まさに理想的な社会……いや、世界。

……。

「

そう、教わったろ？

学校じゃ全部2030年に達成されたって教わるよなぁ。

それで、今は何年だと思う？

さぁ、どうだ？

質問を変えようか。

何年だと、教わった？

」

「

ようこそOSF（ｵｰﾌﾟﾝｿｰｽﾌｧｳﾝﾃﾞｰｼｮﾝ）へ。共にNWO（ﾆｭｰﾜｰﾙﾄﾞｵｰﾀﾞｰ）と戦おう

」

────────◇◇◇◇§◇◇◇◇────────

※当連載もフィクションであり、実在の人物、団体、宗教、その他あらゆものと一切関係ありません。

※登場人物の考えが作者の考えであるとは限りません。

※当連載も私之プロフィールは『登録サイトサービス一覧』等に記載されているwebサイト等で同時掲載されている場合があります。それ以外のwebサイト等には掲載・投稿しておりません。

────────◇◇◇◇§◇◇◇◇────────