「初出」を含む小説

美しい少女に恋した少女の罪と罰。 ※novel up+より転載。初出：2025年(令和07)03月28日(金)( https://novelup.plus/story/5493…

大学進学で故郷を出てそのまま東京でOLをしている中野あかり。帰郷したときに立ち寄った科学博物館で彼女が子供の頃にあった大地震の企画展が開催されていた。そこで彼女は何を感じたのか……

═══════════════════════════════ なぜ「m-flo『come again』」を題材にしたのか ════════════════════════…

故・藤尾瑛臣氏の初期作品。 最初期の作品のひとつであり佳編とされる短篇。 私は青痣を見て、小学生の頃の知己との出来事を思い出すが……。 ＊ 本稿初出：同人誌『明媚』（1993年）…

　季節は三度目の梅雨。 　大学入学を機に日本で暮らし始めた佐伯瑛茉（さえきえま）は、住んでいたマンションの改築工事のため、三ヶ月間の仮住まいを余儀なくされる。 　退去先が決まらず…

ずっと翼のそばにいて、翼を支える――幼いころ創真はひとりの少女とそう約束を交わした。少女はいつしか麗しい男装で王子様と呼ばれるようになるが、それでも創真の気持ちはあのころのまま変…

　友人に誘われて、彼の部屋へ。 「世界で一番の酒を飲ませてやる」という話だったが、いざ行ってみると……。 （自主企画『【三題噺 #98】「世界」「酒」「紙」(6/11 21:5…

「本当にあなたの子ですか？」 　突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。 　夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には…

初出：2001年「アリの穴」奇妙な隣人に誘われて小説を書くことになった、記憶喪失で元ホームレスの僕。執筆がきっかけで恋人と親友を得ることに。けれどもそれは不幸の始まりでもあった。

オレに誘拐されてみないか——ある夏の日、千尋は暴走車に飛び込もうとした少女を助けると、そう言って彼女のまえに手を差し出した。 初出：2018-01-01〜2018-05-22 …

カフェ百鬼夜行に集まるのは不可思議な噂や奇妙な身の上話。 これはカフェで働くことになった俺が店長に夜桜見物に誘われたことを発端に、予期せぬ事態に見舞われる物語。桜のウンチクを語り…

　高校に入学して早々、校舎の廊下で出会ったのは、身長が2メートル以上の女の子。あとで知ったのだが、彼女は駅前のお肉屋さんの一人娘で……。 （自主企画『【三題噺 #93】「身長」…

故・藤尾瑛臣氏の晩年作品。 最晩年の作品のひとつであり佳編とされる短篇。 藤の季節、「彼」からの手紙を頼りに向かった山奥で見たものは藤の咲く屋敷と……。 ＊ 本稿初出：『玉紫‐藤…

今日、僕は同時にふたつの失恋をした——。 もともと叶うことのない想いだった。 にもかかわらず、胸の内で静かな激情の炎を燃やし続けてきた。 これからもこの想いを燻らせていくのだろ…

　おそらくはタイミングの問題だったのだろう。 　本来はインドアの人間であるはずの私が、なぜかスカイダイビングに憧れた結果……。 （自主企画『【三題噺 #91】「本」「首」「空」…

死後婚――それは、若くして死を遂げた男女が交わす、黄泉での婚姻の約束。 この世を去った男と女、それぞれの名をひとつの絵馬に刻んで奉納すると、ふたりはこの世ならざる世界で永遠に仲睦…

Ｒさんは今でもそのスーパーに勤めています。甥っ子さんは就職して、元気に働いているそうです。 駐車場って意外と怪談があるんですよね。 これはカクヨムが初出の話です。

好きです、私とつきあってください——。 捜査一課の刑事である南野誠一は、事件で関わった少女にいきなりそう告白された。滅多にお目にかかれないほどの美少女で、素直でかわいらしい性格…

彼女から寄せられる好意を煩わしいとしか思わなかった。彼女の想いに応えるつもりはなかった。なのに、いつしか少しずつ距離が縮まっていて——。 初出：2014-06-24〜2014-…