「一年 日記」を含む小説

　栄の国には女子は成人の証に歯を抜く風習があった。しかし都・楽安で育った史湘雲(ししょううん)は父の方針で歯を抜かないまま十九歳を迎え、気ままに書画を愛でて暮らしていた。その年、…

＜あらすじ＞ 高校一年の夏休み前日、大島航は信号無視したトラックに轢かれで命を落としてしまう。 ひょんなことから天の使いのセンドに『生き返り』を提案されるが、それには条件があり、…

地球歴２７１３年、スペースアカデミー基礎過程、いわゆるアカデミー附属校の２年に進級した俺、こと中井ケンジは、一年ぶりに、星野美月と再会する。地球、太陽間の引力がバランスする第２ラ…

宮廷詩人のアルディスは、女王クラウディアの命令で一年後勇者の英雄譚を歌うことになった。 命令の無茶ぶりと、英雄譚が必要になった理由を聞いて、支給された日記帳（勇者の観察記録用）に…

大学一年のころにした旅をありのままに書きました。 春休みに敦賀から舞鶴間を旅する小説です。事実を書いているだけなので娯楽になりえるとは思えませんが、気づいたことがあったので文章に…

西暦２５４４年。太陽系全域に跨る巨大な文明圏を築き上げるほどに発展した人類は、ついに恒星間を行き来するために必要な技術である超光速航行技術を編み出す事に成功した。そしてそれから十…

朝、目が覚めたら心が泣いている。 彼を探して、心が泣いている。 だが、見つからない。 彼は一体、誰なのだ。 ――一年春香の日記より――