「開けて」を含む小説

かるく読める短篇です。それはそうと他人のダンボールが間違ってとどくことほど恐ろしいことはありません。

部員数7名で構成されたミステリー研究会。 部員の1人、黒田が来ない。 皆勤賞、鍵開け係の黒田が来ない。 置かれていたのは3つの箱と付箋のメモ。 誰が黒田に何をした？ 人の死な…

KAC2024 第3回お題「箱」。 箱とは『何か』をしまうものであり、時に開けてはならぬとされるもの。 閉ざされた箱の中身を覗くことはできないけれど、その方がいいのかもしれません。

幼い頃押し入れの奥で見つけた桐箱。厳重に縛られていて中身を母に聞いても答えてくれなかった…。家に一人しかいない今なら、開けられる。 KAC2024参加です

1960年代アメリカ。 片田舎に住むとある夫婦の元に配達人と名乗る男がやってくる。彼は夫婦に箱を渡すと「この中には百万ドルが入っている可能性があります」と告げた。「可能性？」と妻…

とある四人組のパーティーが迷宮の中で宝箱を見つけたようです。 罠があるかもしれません。 勿論ミミックの可能性も。 だから【感知魔法】で調べるのですが、その精度は70パーセントくら…

腹痛さんの世界線で描くショートストーリー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー こちらは、代表作【邪祓師の腹痛さん】の世界線で描いたショートストーリーになります。 腹…

【KAC20243】『箱』に参加している作品です。 畠山良樹はある日占い師から『箱』を手渡される。 「一週間開けなければこの上ない幸運が。その間に開けてしまったら呪いが降りかかる…

開けてはいけないと言われ渡された黒い箱。

コーポ川村の３０１号室。 角部屋なのに、開けてはならない場所がある。 ある日そこに一人の男性が引っ越してきた。 好奇心は、災いの元。なのかもしれない。 ※KAC20242参…

敷地いっぱいの太陽電池パネル。その中央にぽつんと、地面にドアが付いていた。 それを開け中に入るが、すでに…… 「考えたらわかるだろ」 「ええですから、今は地下三階です」 「元…

ドアマンを倒せる者だけが、その扉を開けられる――。 言葉は不要か？ KAC2024第2回 初参加で書いてみました。どうぞよろしくお願いします。

　兄が、最近魂を失ったみたいだ。 　私の胸中は、口数は少なくとも熱い男だった兄の、げっそりと豹変した姿への不安が大多数を占めていた。よりによって受験前に……。 「ねえ、彩華の方は…

※重大なネタバレを含みます。 主人公の森峰蓮は、高校の合格発表日に友人の空閑大翔と喧嘩別れしてしまうが、置き土産に木箱を貰い、木箱と縁がありそうな文芸部に入部を決める。 始業式の…

自身の名前を入れた、ちょっぴり紛らわしい社名に、社員から文句が出るが、気のいい社長はのらりくらりとかわす日々。 そんな平穏な日常を乱したのは、一本の電話だった。内見で訪れた住宅に…

この物語は、現実と仮想の世界、そして過去と未来を行き来する不思議な内見体験を通じて、愛と決断の重要性を描いています。田中さんの「ファントム」な存在や、千尋のオッドアイに憧れる一面…

　文庫本、単行本、雑誌、漫画、絵本。この世のあらゆる本と呼ばれる者たちが自らの意志を持って反乱を起こしたのです。 　最初は些細なことから始まりました。 　とある古本屋の店主か…

　高校三年生のケントはある日帰宅しようと教室の扉を開けた。しかし、そこにあるはずの廊下は無く異世界の城に繋がっていた。異世界人のみに与えられる「紋章」の力を求めたプラトン王国の聖…