「純」を含む小説

99年東京生まれ 日々無駄なことを考えてしまう。 しかし、それは無駄では無いと思った今日。

　かつて、この大陸には魔界軍と戦う二人の英雄がいた。青いドラゴンに乗って空を駆けるドラゴン乗り「空の英雄ジアン・オルティス」と、白黒斑毛の小さな馬に乗る騎士「地上の英雄レイ・ホー…

今から、十五年前。 ある有名女優の、十歳になる一人息子が誘拐された。 誘拐したのは、 彼女が最も信頼を置いている 唯一無二の、親友だった…。

何の変哲もない日常の中、喫茶店『natural』で起こった火災爆発事故。 そこで何人かの人が、命を落とした。 だが、どういう訳か、彼らは大切な人の元へと帰ってきた。 炎や爆風に巻…

垣谷俊一（かきたにしゅんいち）は生まれつき頭の中に不具合を抱えており、 他人の顔を認識する事ができない上、のっぺらぼうに見えていた。 それゆえに他人の心情を計り知れず、その機微に…

井関和美初ホラー小説にして 『第一回ホラー＆ミステリーコンテスト』 最優秀小説部門賞受賞「Ａｉｒ～シルバーコード～」 本作は、そのエピソード０の物語たちである

あなたには、大切な人はいますか？ その大切な人は、あなたの事を大切にしてくれていますか？

2×××年。近代統治国家・日本大国において、 一つの法案が定められていた。 その名も「国家認定国民断罪法」。 人々は感謝と侮蔑を込めて「Re:Act」（リ・アクト）と呼んでいた。…

2×××年。近代統治国家・日本大国において、 一つの法案が定められていた。 その名も「国家認定国民断罪法」。 人々は感謝と侮蔑を込めて「Re:Act」（リ・アクト）と呼んでいた。…

私には忘れられない人がいる。 「あいつ」と出会ってから永遠に会えなくなるまで、たった三ヵ月だった。 ねえ、聞いていい？ どうして、私を置いて行っちゃったの？

僕は何も悪くない。だって、ああしなかったら、やられていたのは僕の方だったんだ。そうだよ、僕は何も悪くない。それなのに、どうして父は、死を選ぼうとしたんだろう…。

恋は、急に始めるものでも焦ってやるものでもない。でも、夢があった君には時間がなかった。だからこそチリ、君は君なりに精一杯、僕と…あいつを愛してくれたんだ。

閑静な住宅街の一角で中年の男女二人が殺される事件が起こり、警察は一人の少年を逮捕した。逮捕時、少年は袋詰めにされた幼い少女の遺体を抱き締めていた……。

著者・井関和美の文庫本デビュー作にて 初期作品『ボーダーライン』外伝的連載小説。

　父親の浮気をきっかけに、離婚した両親。幸せの残骸が残るマンションで、夜遊びに暮れる母と暮らす高校生、曽根蕾花。彼女は、高校二年生のある日、同じく歪んだ家庭に生まれた高校一年生、…

雪江は人間不信になり、自殺未遂をする。それから美しくなり、自分を好きだという人に出会う。

　臆病な性格の高校二年生、業田和奏は、ある日とある本を開いたことをきっかけに謎の世界に迷い込む。 　暗冥の世界、と呼ばれるそこでは、迷い込んだ人間の恐怖を映し出した怪異が現れる。…

希死念慮を小説にしたらこうなりました。 死にたい男の子と生きてほしい男の子の話です。 村上春樹の『ノルウェイの森』に熱中していた頃に書いた作品です。 T・S・エリオットの『荒地』…

どんなに辛くても生きてなきゃだめだよ