99年生まれのエッセイ

@debu1123

ファッション

 日々無駄なことを考えてしまう。無駄、と言っても様々なものがあるだろう、時間や人間関係、買い物、食事。私がここで言いたい無駄とは今日現在の自身の人生において必要のないこと、である。

 

 私は今学生だ。今私にとっていちばん必要、考えるべきことは学業のことであろう。しかし、今日も今日とて学校のこととは縁遠いことをつらつらと頭の中で考えてしまう。


 しかし、この考えることは無駄では無いのではないかと不意に思った。この無駄な考えをしないようにしたのならば私は明日からとの友人との会話など無くなってしまうであろう。


 今日は動画サイトでコンビの芸人が好きな、嫌いなファッションについて話していた。私はこのコンビが好きだ。ふたりの会話を聞くと男性は自身の服に興味が無いから他人の服にも興味が無いと言う、筋が通っていて良いのでは。かたや女性はストリートカルチャーを取り入れたファッションが好きだと言う、かくいう私もストリート系が好きである。逆にブランド一辺倒のファッションは嫌いだと言う、共感できる。


 そこで私はファッションは着こなし方であると考えた。ストリートはカルチャーから来ている、90年代のストリートをかっこよく着たいのであればその時代の背景を学ん出来ることで深みと自信がつく。しかし、ブランドもの一つ着て終わってしまうと何も考えていないのである。

 そう、考えていない。これが悪いのではないか。

 ファッションはとても難しい、他人に評価されるものであるから。しかし、何かしら自分の中で考えた上でのファッション、着こなし、組み合わせであれば他者からの評価に応えられる。反論できる。そこで何も考えていないとなると自分の服、行動に根拠がない、これはダサい。


 こんなことについて今日も考える。無駄では無いのではと考えるのである。



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