「薔薇 切ない」を含む小説

侯爵家の次女として生まれ育ったマルゲリットは小さい頃から時々窓の外や庭に家族でも使用人でもない人の気配を感じていた。その人たちはマルゲリットが気付いて外を見る前にいつも消えてしま…

高校一年の圭と沙耶は昔からの幼馴染であった。ある日、沙耶が病気で死んでしまう。圭は最後まで、沙耶に思いを伝えられなかった。そんな時、彼女の母親に手渡された指輪のある迷信を信じる。

寒い寒い冬の日、幼い少女セイランジュは、大好きなお母さんを亡くしました。 「お母さんはね、お星さまになったんだよ」 泣きながらお父さんが指さしたのは、淡い薔薇色のお星さまでした。…

夢月七海さまの自主企画、前回に続き『同題異話』五月号に参加させて頂きました。 意外性で想像力を掻き立てるタイトルです。 今回は、他の参加者様の作品を拝読する前に、先ず書いてみま…

都内の学校の生徒たちの短編集。 ある高校の生徒たちが繰り広げる物語たち。 どこかで繋がって、絡まっていく。 友情・愛情・嫉妬・羨望…いろんな感情ひしめく学校で、少年少女は生活して…

むさ苦しい男ばかりの海賊船レディ・ブラックローズ号(通称:黒バラ)の紅一点。海賊船長、レベッカ＝バルトシュタイン。 伯爵家の令嬢として生まれた彼女。退屈な日常に飽き、仲間と共に…

呪いを受けた少女は光の下を歩くことを切望した。 光の下を歩くことのできる青年は、暗闇の中にいる少女に手を差し伸べた。 出会いは偶然、思いは必然。 しかし、少女は青年の手をとっては…