「奇跡 人外」を含む小説

　一年に一回、その町医者の元には人間ではない患者が訪れる。 　吸血鬼、改造人間、地球外生命体（？）にフランケンシュタイン……その他、48人もの人外患者の〝病状〟は言うまでもなく…

昔、むかし、あるところに。一匹の化け物がおりました。 石でおおわれた狭い場所にいた化け物が出会ったのは、銀色の体毛に、緑の目をした、腕が二つに、足が二つの、ひょろくて小さな生き物…

　ただでさえ変人の多い魔術師界の中でも、選ばれし変人の祭典と化しているわが校の先生たちについて語りましょう。 ・スレの趣旨に合った内容でしたら、卒業生の方も歓迎します。 ・ 先…

モフモフクリスマス！ サンタさんからもらったプレゼント。 それは僕が本当に欲しいものじゃなかったんだ。 そんな僕の前に、クリスマスの夜、サンタ服のお姉さんが現れて……。 モ…

良く言えば平和な日常、悪く言えば退屈な毎日。杉宮一途(すぎみやいちず)はそんな日々に飽き飽きしていた。 何か起きないかな。 具体性のない漠然とした期待。 そんなある日奇跡が起きる…

ここは中欧チェコ、百塔の街プラハ。 災厄により衰退した人々は、奇跡の産物たるゴーレムを使役することで永らえていた。 ゴーレムは「言葉」に忠実だが口をきくことができない。 人と同じ…

　天蓋の崩れかけた教会で、一人祈る貧しき少女。 　その美しい姿に恋をした悪魔は、彼女を守る為に神の奇跡を演じ続ける。やがて聖女として崇められる様になった少女は、自らを神の寵児と信…

　深夜の住宅街で彼女はバットを振っていた。金属バットをブンブン振っていた。 　想いを寄せていた幼馴染みに恋人がいると発覚し、ショックを受けて昼夜逆転の引きこもり生活を送っていた…