「オリジナル短編」を含む小説

わたしの型番はR-12、家庭補助用に設計された中位モデルです。 感情処理装置は安全のため最小限に制限され、判断はすべて法令と倫理規範を優先して行われるよう組み込まれています。 人…

聴力を消してしまいたい衝動に駆られてしまった。

僕は歩いた。瓦礫の中を。

ボクの名前はティム。 ボクは妖獣使いになりたい。でもその卵から生まれたのは―― 棒みたいに長くて動かない、のろまな虫だった。

メグリとソラは二人で宇宙飛行士になる夢を追いかけた。 高校時代の夏休み、グラウンドで科学の課題「ペットボトルロケットを飛ばし記録を取る」、この記録に本気になっていたソラをメグリが…

私の前にその人はいた。人と呼べるかも分からないその人は蛹でいることを望んでいた。

大人になった私は何よりも腐っていた。

イチャコラ、失恋、ホラー、など様々な百合ジャンルです。 基本的に３分以内に読めるので、スキマ時間にどうぞ。 中学、高校、社会人、など幅広くかいてます。

彼は天才だった。彼は主人公だった。俺は違った。

贅沢と虚飾こそが正義とされる王国。 貧しい少年カイルは、父が「不正な予算配分」を指摘したために全財産と、誇りだった**『真鍮の定規』**を没収された過去を持つ。 王は老詐欺師…

あらあなた、どうしたの？ 顔色が悪いね。え？ 変な夢を見る？ そうなんだ。疲れてるのかもね。気分転換に、遊園地でも行こうか

画家に憧れるピアニスト、音々と ピアニストに憧れる画家、絵望。 2人の少女の行く末は__

盲目の父と、優しい姉と暮らす少女・マイ。 ある日、父の手により命を奪われた彼女は、 痛みも悲しみもない「異世界」にたどり着く。 そこで出会った青年・ソウに導かれ、 マイは再び現…

泣けない魔女と、泣かせてあげたい魔女。 ふたりのあいだに生まれた小さな奇跡は、呪いでも、祝福でもなかった。 これは、心を少しだけやわらかくする“やさしい魔法”の物語。

未来の幸せを前借り出来る化粧箱。 知らずに使い続けた者。 知り得て尚破滅した者。 有効に狡猾に利用しようとした者。 眩しい幸せで失明してしまった者達の 最後はきっと儚く美しい。

主人公が変わったりします。この作品は主に声をテーマに書いております。 あなたもよく聞くでしょう？誰かの「声」を「日常的」に。 読み専のままでいるつもりだったんですけどね。承認欲…

愛の月に疲れた時用の脳死小説。 魔法少女ってなんですか？

本当は何が埋まってるんだろうね？

はじめにまいたのは、わたしかもしれない。 気づかぬうちに、あなたが水をやっていたかもしれない。 恋だったり、言葉だったり、想いだったり。 芽吹いた気持ちを、ふたりでそっと観察す…